さきほどの山道の「支障木」の続き。
道路にせりだしてきて、危害を与える支障木が至る所に見られる。事故が起きたとき、その責任は山林所有者にある。だが、かれらがつねに見まわっているわけではない。放置の場合が多い。見つけた人が、片付けたりする程度。
これらの支障木は、マツ、ナラ、カシ、ヤマザクラなどほとんどが広葉樹である。スギやヒノキは、まっすぐに伸びるので、道路に邪魔することは少ない。
この広葉樹の支障木を有効活用する道があるかもしれない。
薪ストーブの燃料として最適なのだ。杉や檜は間伐されてさんざん打ち捨てられているが、これらは煤が出て燃焼が長もちしないし煤が出るので、薪ストーブには適さない。
薪ストーブの燃料となる広葉樹は、自分で調達しようとするとたいへん。伐る、玉切り、運ぶ手間、乾燥の手間。買えば高額だ。ということで、ここに需要があるかもしれない。
まずは山林所有者と交渉して、支障木を切らせてもらう。支障木の管理責任は山林所有者にあるので、その経費を出してもらえ可能性があるかもしれない。
あるいは、森林活用と環境美化のプロジェクト、山里の資源活用ビジネスの可能性として、助成金の申請、なんからの経費が出る仕組みがあるかもしれない。
問題は、その搬出と保管だ。伐採と玉切り、搬出して保管するには、広い土地と手間がかかる。人件費がかかる。
そこで、伐った広葉樹は道路脇に積んでおく。ほしい人は、販売するので連絡してほしいとタグをつけておく。販売できれば、ある程度の経費が出る。人件費が出るかもしれない。これらは森林組合に勤めているいる友人のY君の提案であるが、考えてみたい。