過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

森の小屋を作ってみようか

ひとつ来年は、森の小屋を作ってみようか。うちの林は鬱蒼としているので間伐して、それを小屋の材料にする▲番線(なまし鉄線:鉄を加熱後冷却した柔らかい鉄線)をつかえば、ボルトやビスを使わなくても、丸太材を組める。梁なども三脚とチェーンブロックを使えばラクに持ち上げられる▲素人ながら、セルフビルドで家を建てた方が、この近くには数名いる。そういう方たちから、実地で教えてもらうことができる。

仲間を募って小屋作りは楽しそうだ。間伐の仕方から家づくりの基礎が習得できるのがいい▲耕作放棄地などに建てられれば、クライン・ガルテンとして活用する道も開けるかもしれない▲この山里には、間伐材が伐り捨てられたまま山の中に眠っている。それを活用できたらすばらしい。

そんなことを思い立ったのは、昨日、Yさんがうちの杉の木を切ってくれたからだ▲かれは森林組合に勤めているので、日々、木を伐るのが仕事。いともかんたんに伐ってくれた▲かれは、ぼくが昨年、東栄町(愛知県)との合同シンポジウムで春野の暮らしの魅力を講演させてもらったことが縁で、春野に移住することになったという。余暇は自然環境保護活動などに打ち込んでいる。