親バカ日誌は続ける。
きのうも川に泳ぎに行った。清流を求めて消滅集落の川まで。でも、川に行く途中でヤマビルが出てきて挫折。諦めてちかくの杉川で泳いだ。
今日も川遊びの予定。新しいスポット探しをする。
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川までの往復、運転していて、あかり物語づくりしている。
「お父ちゃん。可愛そうな物語を思いついたよ」
──うん。どんなのかな。
「お父ちゃんは、寝ているうちに、ヒルがぞくぞくとやってきて頭からたくさん血を吸われいました、そして、朝、死んでしまいました。おしまい」
──うわあ、それって悲惨すぎるぞ。もっと救いはないの。
「じゃあね。ランがそのときやってきて、頭のヒルをみんな食べてしまいました。それでおとうちゃんは、助かりました。おしまい」
──しかし、もっと楽しいのないの。
「じゃあ、おとうちゃんがつくってよ。
──じゃあいくよ。あるところに、ナターシャという可愛い女の子と、ポニーという可愛い犬がいました。ナターシャは森にピクニックにいこうとして、おいしいおいしいサンドイッチを作ってでかけました。野山にはたくさんの花が咲いていて、ナターシャとポニーはとっても幸せな時間を過ごしました。おしまい。
▽
「じゃあ、それをあかりが悲惨なのにするね。
──うん。(イヤな予感)
「すると、サンドイッチにはたくさんの蟻がやってきて、蟻で真っ黒になって食べられませんでした。キャーッとナターシャは逃げ帰りました。ところがです、ポニーのリードを木につないだまま忘れてきたことにナターシャは気が付きました。でももう夜なので森には行けません」
──かわいそうなポニーだ。
「翌朝、ナターシャは必死になって森に行ってみると、ポニーはたくさんのヒルに襲われて血まみれで死にそうでした」
──ううむ。可愛そうだ。それにしても、やはり、こないだのヤマビルのトラウマが大きいなあ。みんなヒルに血を吸われてしまう話になっていく。当面、ヒルの話ばかりだ。ま、いっか。