過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

キックボクシングの教室。おとうちゃんは、あかりがレッスンを受けている間は、みっちりとひとりヨーガ。

体育館は広い。子どもはかならず走り出す。直線にして30メートル。
あかりもダッシュしてた。
──手をふるんだ。思い切り。そしたら、自然と足も出てくる。手をふるんだ。
あかりは、幼稚園の頃はまっすぐに走れなかったなあ。年少の時、ヨーイドンのかけっこ、ゴールまで到達できなかった。それが、いまやまっすぐに走れるようになっている。おとうちゃんは感銘したよ。
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毎週の、キックボクシングの教室。生徒は10名くらい。
挨拶、礼節、キックとパンチの基本をしっかり教えてくれる。じつにありがたい。
あかりは、毎日、楽しみにしている。
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おとうちゃんは、あかりがレッスンを受けている間は、みっちりとひとりヨーガ。これがいいんだ。
2時間はストレッチとヨーガ。鋤のポーズ(ハラーサナ)。三点倒立(頭で逆立ちするヨーガのポーズ:シールシャーサナ)もおそるおそる。なんとかできるようになってきたなぁ。そのうち、開脚180度いけるような気がしてきたぞ。
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それから、1時間はあかりに個人指導。結構、スパルタだよ。
──はい。ワンツー。ジャブ、ストレート。ハイキック、ローキック。吐く息で打つ。猫パンチじゃなくて、体全体で打つ。そうそう。それでいいよ。はい、10回。「あしたのジョー」の丹下段平の世界だ。
──じゃあ、腕立て伏せ10回。そうそう。いいよ。すごいじゃん。3日まえにはできなかったのに、もうできる。そのうち30回はいけるようになる。
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ここの体育館(春野文化センター)は、きれいだし気持ちがいい。家からもクルマで7分。叫んでもいい、取っ組み合いしてもいい、ロッククライミングみたいに壁によじ登ってもいい。
毎日、3時間くらい借りて、自由開放して、子どもたちと親が好きに利用してもらうってのもありかなあ。