過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

100歳まで紙漉き、続けていただきたい

「93になって、もう紙漉(す)きはやめようかと思っていた。だけど、あんたの書いてくれたチラシの紹介文を読んだら、楽しくて仕方がない。躍動してきてのう。うれしいのぉ。まだがんばるかなあ」
大城忠治さんから電話があった。
それは、こういう紹介文だ。「阿多古地域の伝統産業であった手漉き和紙づくり。創作和紙人形、伎楽面などを作っている。村芝居の脚本を書いたりする。年をとるほどに人は神に近づくという、大城さんの笑顔は翁そのもの。なにがあってもすべて笑い飛ばしてしまう。いわばTAO(無為自然)の人」
「大城さんの漉いた和紙は、地元の小学校の卒業証書になった。校長が墨書して一人ひとりに手渡していた。近況。こないだイノシシとぶつかって崖からころがったけれど、まだ生きてるよ。あちこちまだ痛い。年には勝てんねーというすごい92歳」
100歳まで紙漉き、続けていただきたいものだ。
大城さんの創作和紙人形、さらには伎楽面をくんま水車の里に搬入した。大城さんの作品は、上阿多古小学校に保管されている。その学校に行ってきた。教室がなんとも、柔らかで明るくてこち良かった。
布絵と創作和紙の展示は、1月7日〜2月6日。くんま水車の里。大城さんのトークイベントと紙漉き体験は、2月6日。
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