過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

手のひら〜腕〜肩にかけてもまれると気持ちがいい

手のひらを揉んで差し上げる。手のひらには、たくさんのツボがある。
たとえば、労宮(ろうきゅう:手のひらの中央)、そして親指と人差し指の間の付け根の合谷(ごうこく)など。それから、腕を揉んで、肘から方にかけてもむ。さらには、肩をゆったりと揺らして回す。
これで利用者さんは、「極楽、極楽」となる。「毎日、実験台になってくだされば」と言うと、「どうぞ、よろこんでお願いします。毎日きます」と(笑)。
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かつてインドのヴァラナシ(ベナレス:ヒンドゥーの聖地)を旅した時。外国人ツーリストに、「握手」を求めてくるインド人がいた。
まあ、握手くらいは断ることもないかと、握手に応じる。すると、インド人はその手のひらをもみ始める。「あっ、気持ちがいい」となる。すると、腕、肩と揉んで。「ああ、ますます気持ちがいい」と為すがままにされる。
……と気持ちが良くなったところで、「はい、100ルピー」と請求してくる。
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そんな、徒手空拳の商いをしているインド人がいた。まったく資本もかからず、すごいなと感心したものだ。
それくらい、手のひら〜腕〜肩にかけてもまれると気持ちがいいものだ。毎日、マッサージの修得の機会があってありがたい。