過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

免疫力が落ちてきているなぁ

あかり(3歳)が風呂から上がって、ぼくの横で、裸のまま動画を見ていた。暑いときだった。くしゃんとくしゃみをした。あのときにちゃんと、服を着せればよかったのだ。

翌日から鼻水が出て風邪をひいた。次に妻に感染した。やがて、こちらにも感染した。いつも鼻がつまった状態がつづく。

二人はなんとか治ってきたものの、ぼくのほうは、まだ鼻水が止まらない。もう10日くらいになるか。さらに一昨日あたりから、目の奥、眉間が痛みだした。頭重感と倦怠感もある。
─────────────────────────
この症状を検索すると、どうも「急性副鼻腔炎」のようだ。放置していたら、慢性になって数か月かかることもあるらしい。

これはいけない。さっそく近くの診療所に行って、抗生物質漢方薬やら3種類のクスリを処方してもらう。使いたくないが、細菌などの感染の場合には、やはり抗生物質が効く。

若いときは、この程度の症状は放っておけば、自然と治った。しかし年をとると、そうはいかない。やはり免疫力が落ちているわけだ。ちょっとした軽い病でも、放置したら重くなっていく。
─────────────────────────
山里に移住した年の夏には、体力を使いすぎたのか、帯状疱疹にかかった。しかも、顔から頭に出た。まさにお岩さん状態。顔に釣り針を千本くらい引っ掛けられて、ぐいっと引っ張られるような痛みがつづく。眠れない。完治するまで半年くらいかかった。

翌年には、日光過敏症になって、日に当たると顔が痛くて真っ赤に腫れてしまった。痛みとかゆみで眠れない。もうこの人生、日の下では暮らせないと覚悟した。さいわい治ったものの、顔のかゆみは3か月くらいあって、ホホバオイルを塗りながら治した。
─────────────────────────
ブッダが説いた教えの根幹には、「一切皆苦」がある。すべてが苦、なにをやっても苦だという。

苦というのは、原文ではドゥッカ。それは「思うがままにならないこと」を意味する。思うがままにならないから、苦しいわけだ。

人生、思うがままにならないことばかり。体力が落ち、気力も落ち、病をかかえ、やがて人生は終焉していく。このままじゃいかんなあと思いつつ。

しかし、できる程度は知れている。まあ、できることしかできないわけだ。それでいいと思うしかない。「思うがままにならない」と思い定めるしかないわけで。