過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

完全に断酒して、きょうで一年

完全に断酒して、きょうで一年たった。そのことを思い出した。忘れていた。

ぼくはあんまり酔わない体質だ。でも、ホンワカ気分はいいから、どんどんと酒がすすんでしまう。しかしやがては、体がダルくなって、頭もどんよりする。意識の底部に、いつも眠りがあるような生き方になってしまう。

通勤のない暮らしだし、こんな山里にいたら、朝から呑みだしてしまいかねない。だから、断つ、のがいちばん。そう思っていた。それで、あかりが生まれたので、断つことにしたのだった。

冷蔵庫には、いつもビールが冷えている。あえてそのまま置いている。一杯呑んだら美味しいだろうな、という気持ちはまだある。しかし、呑まない。それを呑もうとも思わない。

ちょっと一杯だけ、から崩れていくものだ。かつて5年くらい断酒していたのに、グラス一杯で崩れてしまった経験がある。ので、一滴も呑まないことにしている。呑んでもいい、呑まなくてもいいというのが、ほんものなんだけど。その境地までは、まだ至らない。