過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

断酒して5か月

断酒して5か月。あかりが生まれてから、ぴったりと断つことにした。以来、まったく一滴も呑まない。ごくたまーに、ちょっと呑みたいなあ、という気持ちが湧くこともある。が、ほとんど忘れている。みんなが酔っている呑み会に参加していても、まったく大丈夫。

大したことではない。これまで断酒は何度もやっている。最長は7年、ぴったり断っていた。そんなに長くつづいても、暑いさなかに冷えたビールが呑みたくなる。まあ、たった一杯くらいならいいだろう……というところで、崩れていく。やがて二杯、三杯となる。ということで断酒のポイントは、まったく一滴も呑まないこと。その一滴からまちがいなく崩れていくからね。

ぼくはもともとお酒が好きなほうで、あんまり酔わない。こうしてフリーで仕事していて、山里で気兼ねなくのんびりしていると、ヘタすると朝から呑みだしかねない。すると、終日、頭がぼわーっとして体はだるくて、ほとんど堕落と廃人の道を進んでしまいそう。

ということで、ぴったしと断つことにしている。仲間とお酒を呑むのも楽しくていい。けれども、酔ったうえでの語りあいは、大した実がない。内容も忘れてしまっているし。酔うこともなくフツーの頭の冴えで楽しめれば、それがいちばんだ。お金もかからない。つまらぬことを言って人に迷惑をかけることもない。