過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

断酒は一年4か月になる

断酒は一年4か月になる。あかりの誕生とともに断つことにした。ぼくはがんらいお酒が好きで、あんまり酔わない。でも、ほどほど適度に飲むというのができなくて、えんえんと飲んでしまうのだ。焼酎でもウィスキーでも、あれば一本あけてしまう。

そうなると、体をこわす、脳細胞がいかれてくる。仕事ができなくなる、へんに勢いづいて余計なことを言ったり書いたりする。すると、人間関係もこわす。

自由業、そして山里暮らしの最大の敵が酒と思っている。ということで、節酒じなくて断酒したのだ。

断酒なので、まったく一滴も飲まない。「ほんの一滴」で断酒が壊れることは、体験済み。かつて7年も断酒して、壊れたことがある。

でもじつは、この一月の間、すこし味見することがあった。こないだ、寺田本家の吟醸酒を持ってきた方がいて、ほんの一滴味わったが、えらくおいしかった。先日、禅宗のお坊さんの講演させてもらったあと、懇親会にも参加した。乾杯のとき、ビールを一滴味わった。しかし、そこまで。

いまは「断」の時代。やがては「飲んでもいい、飲まなくてもいい。そして、飲まない」という「離」にいくのが理想だけどね。これ見よがしにいつもビールを冷蔵庫においてあるけど、まったく気にならない。飲みたいとも思わない。すこしずつ「離」にむかいつつある。まあしかし、その境地までには、あと10年はかかるかな。