過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

酒を断つ きょうで10日目

30 年近く前に描いたスケッチが出てきた。この頃、毎日、飲んでいた。営業所から本社勤務になって、仕事はうまくいかなくて、とっても苦労していた。体調も悪 かった。空回り▲そんなとき、新聞記事で知ったある仏教の集いに出た。それがきっかけで、酒を断ったのだった。断ったところから、仕事はすこしずつ緻密に なっていって、うまくいくようになっていった。そんな経験がある。

まあしかし、酒は断ったり復活したり。こないだまで7年間の断酒していた。ところが、畑仕事を毎日やっていて、疲れるし、どっと汗をかく。そんな自分への ご褒美にと、ビールを飲みはじめていた▲すこしだけ、というところが、やはり量が増えていく。そうなると、翌日は、どうにも体がダルい、キレがわるい、頭 の冴えもなくなる▲こりゃあいかん、ここでまたあらたに断たねば。ぼくは、ほどほどというのが難しいので、スパッと断つしかない。子どもも生まれたことだ し、暮らしの立て直しだ。ということで断酒をスタート。

きょうで10日目となった。飲んだ日よりも、体調は断然いい。飲んでいる日々は、眠りと疲れとダルさの海の上浮かんでいるような感じ。ああ眠い、ダルい、 疲れたという無明のなかにずるずると落ち込んでいく感じ。そんなところが、なくなっている▲こう暑いとギンギンに冷えたビールの誘惑はある。しかし10日 も断つと、かなりへっちゃら▲暑ければ、冷えた水を飲んでいる。そもそも水が美味しいのだ。湧き水を汲んでくるしね。「水はいのちのもと」「酒なんかより も、水がとってもおいしいのだ」と思うようにしている。