過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

くらいどりがわかったよ

「おとうちゃーん、わかったよ!」
どどどどど。嬉しそうに走ってきた。
─んん?なにが?
「くらいがわかったの。うれしいなぁ」
位取りがわかったというのだ。
束=くらい、ということ。
「大事なことだから、ここに貼っておくね」
これまで、なんとなくわかっていたものが、「ああ、そういうことか」とつながったんだろうな。
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「ゼロの概念」が、わかったということにも通じていく。
いまのところ10の位だけど、100、1000とわかっていくし。
2進法だって3進法だって、わかってくる。おとうちゃんなんか、高校になっても、そのあたりわかってなかった。
「あしたは九九を全部言えるようになるから、それ動画に撮ってよ。Facebookにアップしたら、イイネもらえるし。それから、明日は、おとうちゃんとダンボールで大きな鳥をつくる。朝は国語辞書よんで線を引くんだ。それから、図書館に行って絵本借りに行こう」
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偏差値とか関係なし。学ぶこと、わかったことが嬉しいってのがいいね。そしたら、自分でどんどん進めばいい。
マスクしなくちゃいけないような学校は、もしかしたら、9月からは行かない。いい先生なのに残念だけど、本人が「行きたくない」と言うんだから。
まあ、それもいい。行ってもいいし、行かなくてもいい。生きたくなったら行けばいい。まあ、いっそこの施設で自由学校をやろうかと思うけれど。

 

ワクチン打たなくても、4回打っても全く差異はなし

ワクチン打たなくても、4回打っても全く差異はなし。
浜松市の広報データ。令和4年1月1日~令和4年8月18日の陽性者のうち、ワクチン接種の状況や陽性判明時点の症状が確認できた72,987件について分析。
このデータでは示されていないが、ワクチン後遺症や死亡者数は相当のものと思われる。
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/.../cov.../index.html

 

「過疎の山里にいる 普通なのに普通じゃない すごい90代」

なんとか9月刊行に向けて。
「過疎の山里にいる 普通なのに普通じゃない すごい90代」(すばる舎
カバーデザインは、ほぼこれできまり。
ぼくのほうの原稿執筆は、コロナ感染もあって停滞していたけれど、すばる舎の編集の水沼さんが、がんばってくれている。なんともありがたいこと。
Amazonでも展開。まだ仮だけど。
https://amzn.to/3PMwAT2

空中サロンづくり

施設の隣に空中サロンづくり。屋根を張ることにした。康ちゃんがすべてひとりでやってくれている。まったく器用ですごい。

ナル(杉の丸太)と番線(なまし鉄線)で組み立て。屋根材のガルバリウム鋼板だけは、ホームセンターで買ってきた。総経費3万円というところ。

中二階で1階は資材置き場にしているが、もしかしたら、ニワトリ舎になるかも。

 

同時代に生きた日蓮と親鸞

同時代に生きた日蓮親鸞。それぞれ魅力的だ。どちらが思想的に深いか、より実存的かというと、それは親鸞のありようだ。まあともあれ、それぞれに味わい深い。

日蓮は、あまりに偏狭かつ攻撃的。情熱的。行動的。自分が正しいと思い込んでいる。論調は、形式論理的。

親鸞は肩の力が落ちている。おまかせ、的な生き方。他に向かっては、自分が正しいという主張をしない。しかし、深い部分で、弥陀によって救われると信じている。

それぞれの性格の違い、置かれた人生の状況もちがう。また。日蓮は60歳で亡くなり、親鸞は90歳だ。そういう人生経験の違いもある。
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日蓮の遺文を読むと、「戦記物」(たとえば平家物語)のような勢いがある。そこが魅力ではある。
そうして、創価学会顕正会妙観講など戦後の日蓮系の新興宗教はそのエネルギーを受けている。

親鸞はというと、自分は弥陀の信によって生かされている、それぞれは縁によってある、それぞれのはからいですすみなさい、と。信者を獲得しようとか、頑張ろうとかいうありようはない。
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ぼくは、基本は、親鸞の「おまかせ」「縁によってある」「めんめんのはからい」という生き方が好きだ。

しかし、いろいろ苦境に陥るとき、「よしがんばるぞ」「ここで勝負をかけなくちゃ」という時、日蓮の遺文が励ましのように出てくる。

なので、天台宗の行じゃないけど「朝題目、夕念仏」ってのもありなんですね。朝は、旭のエネルギーで、「さあがんばるぞ」。夕方は、夕日のような終焉の心で。「一日、よくやった。もうおまかせ」と。
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お二人の言葉を引用する。

日蓮の言葉
「経文に任せて権実二教のいくさを起し、忍辱の鎧を著て、妙教の剣を提げ、一部八巻の肝心妙法五字の旗を指上て、未顕真実の弓をはり、正直捨権の箭をはげて大白牛車に打乗つて、権門をかつぱと破りかしこへおしかけここへおしよせ、念仏真言禅律等の八宗十宗の敵人をせむるに、或はにげ或はひきしりぞき或は生取られし者は我が弟子となる。或はせめ返しせめをとしすれども、かたきは多勢なり法王の一人は無勢なり、今に至るまで軍やむ事なし」(如説修行抄:偽書の疑いもあるが52歳のときの作)

かしこへおしかけここへおしよせ、他宗教を攻め落とし、弟子にしていく。その軍(いくさ)は、生涯、やむことはないというのだ。

親鸞の言葉
「詮ずるところ、愚身の信心におきてはかくのごとし。このうえは、念仏をとりて信じたてまつらんとも、またすてんとも、面々の御はからいなり」「親鸞は弟子一人ももたずそうろう。」「つくべき縁あればともない、はなるべき縁あれば、はなるる」「諍論をくわだてて、わが宗こそすぐれたれ、ひとの宗はおとりなりというほどに、法敵もいできたり。謗法もおこる。これしかしながら、みずから、わが法を破謗するにあらずや。」「諍論のところにはもろもろの煩悩おこる、智者遠離すべき」(歎異抄 晩年の親鸞から聞いた言葉を弟子の唯円がまとめたもの)

面々の御はからい。弟子一人ももたず。はなるべき縁あれば、はなるる。
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鎌倉時代の祖師たちは魅力的。
このお二人もいれば、道元の哲学的な深遠がある。
学びは尽きることはないなあ。

あかりも林業女子になれるか

あかりも林業女子になれるか。山路くんがチェーンサーの目立ての指導に来てくれた。
ここから垂直に線をおろして、ルート3で丸ヤスリを削れば……という話も。
かれは元数学と物理の教師だったから、そのうち、この施設で森作りと算数と物理の講座を受け持ってもらうか。

 

家族で川遊び、バーベキューと花火

不動川で川遊び。小橋家で4家族でバーベキューと花火。大きな鉄板があるので、焼きそばと肉。

山里のあちこちでこういう集いが行われるといいね。そして、親子つながりで、それぞれネットワークをつくっていく。

こういう集いは毎週あってもいい。あかりは、学校行かなくてもこういう遊びをしながら学んでいきたいみたい。

明日は、行政の人とともに、佐久間町から子どものプレーパークの相談にわがやに来られるとのこと。

 

マスコミが取り上げない大きな問題がある。それは、創価学会と公明党のこと

世をあげて統一教会問題を取り上げている。日本の政府が、一つの宗教団体によって、いかにその影響と支配を受けてきたかがわかる。

背景にGHQ占領政策がある。そして、いまだにその絆を断ち切ることができていない。
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さて、マスコミが取り上げない大きな問題がある。それは、創価学会公明党のこと。

創価は、平和と人権と正義の宗教団体であると主張している。が、戦時下において戦争に反対したことはなかった。会員はそう思い込んでいいる。自分たちの歴史を知らない。過去の出版物は廃刊と改ざんされているのだ。

創価学会が弾圧されたのは、戦争に反対したからではない。「国家神道では戦争に負ける。『法華経』でなければ勝てない」と主張して「伊勢神宮の神札」を受けなかったからだ。
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以下、すこし歴史を示してみる。

1941:10月:機関紙「価値創造」第3号。アドルフ・ヒトラーの『我が闘争』について大きく紙面を割いて紹介し、ヒトラーを「現代の転輪聖王」と持ち上げ、理想的な君主とみなしていた。

1942:1月:「価値創造」の第6号には、日蓮正宗宗務院の布告を転載。その内容は、日蓮正宗が、大石寺において全国から僧侶や檀信徒を集め「大東亜戦争戦勝祈願大法要」を開催し、信仰の根本である「戒壇の大御本尊」の御開扉に続き、「戦争完遂宣誓式」を行うというもの

1942:2月8日:大石寺において全国から僧侶や檀信徒を集め「大東亜戦争戦勝祈願大法要」を開催。信仰の根本である「戒壇の大御本尊」の御開扉に続き、「戦争完遂宣誓式」を行う。

1942:牧口会長・戸田理事長が出席した創価教育学会・会合の記録より
大東亜戦争も一週年の垂れんとして、(昭和天皇)陛下の御稜威の下、我が陸海軍将兵が緒戦以来、赫々たる戦果を挙げている事は、吾等の衷心より感激に堪えない次第であるが、然し一方世界の様相は、一層混乱の一路を辿(たど)るのみで、修羅地獄とは、こういうことを言うものとの実感を与える」(大善生活実証録 17頁)

『価値創造』の後継誌として出された小冊子「大善生活実証録」によると、総会の開会にあたり幹部の一人が「陛下の御稜威の下、我が陸海軍将兵が緒戦以来、赫々たる戦果を挙げている事は、吾等の衷心より感激に堪えない次第であるが、然し一方世界の様相は、一層混乱の一路を辿るのみで、修羅地獄とは、こういうことを言うものとの実感を与える」……我国としても、もう寸毫の妥協も許されず、勝つか負けるかの一時のみ、否、断じて勝つの一手あるのみである」と挨拶。

牧口会長・戸田理事長が出席した創価教育学会・会合の記録より
いまや皇国日本か、北はアリューシャン群島方面より、遙かに太平洋の真ん中を貫き、南はソロモン群島付近まで及び、更に南洋諸島を経て西は印度洋からビルマ支那大陸に、将又(はたまた)蒙古満州に至るの広大なる戦域に亘り、赫々たる戦果を挙げ、真に聖戦の目的を完遂せんとして老若男女を問はず、第一線に立つ者も、銃後に在る者も、いまは恐らくが戦場精神によって一丸となり、只管に目的達成に邁進しつつあることは、すでに皆様熟知されるところである。
(略)本日の総会に当たり、私達同信の者は、起てこの聖言に新たなる生命を感じ、現下の国情に深く思いを致し、相共に携えてこの重大時局に対処せられんことを熟望してやまない次第である。会長牧口先生の常日頃私達を警められて、国家のための信仰を鞭撻せられる所以も、吾が学会の使命の目的も、即ちかかってここにあるものを確く信ずるものである」(大善生活実証録:創価教育学会 昭和17年12月31日発行)
また、総会はいつも皇居に向かっての遥拝で始まり、会の終わりには軍歌が歌われた。
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戦後は創価学会公明党を創設した。1955年に政界進出している。政界進出の目的は「国立戒壇」をたてることにあった。

1959:昭和三十四年の参議院議員選挙の際には、当時、創価学会会長代行の池田氏は、「国立競技場・国立美術館・国立公園等も、すべて国民の要望であり、国民のものである。宗教にあつても最高の宗教が国民の幸福のために、国立戒壇として建立されることは必然でなくてはならぬ。……それには同志をたくさん議会におくらなければならない。」とのべている。

さらに、池田氏は、「大聖人様の至上命令である国立戒壇建立のためには関所ともいうべき、どうしても通らねばならないのが創価学会の選挙なのでございます。」

聖教新聞の社説では、「これ(国立戒壇の建立)は大折伏の結果国を挙げて日蓮正宗の信徒となってこの吾が国から一切の邪宗教群を一掃し終った際に、国会の議決によって決定されなければならない」
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創価学会は言論出版妨害事件を起こして、世の指弾を浴びて、いまは、もうその考え(国立戒壇)は公式に取り下げた。

しかし、創価学会の「天下取り構想」=「総体革命」は続いている。
政界、官僚、司法、警察、マスコミ、教育、経済界などものすごく幅広い影響力をもっている。その人材育成力と配置力もすごい。小選挙区制によって選挙協力で自民を支えて、その影響力を与党内で発揮している。

そして、創価学会の体質は、「自分たちだけが正しくて、他の教えは間違っている。地獄に堕ちる」というところにある。これは、『法華経』〜日蓮の思想の影響である。

戸田の没後2年(三回忌)を経て、池田大作創価学会第3代会長に就任した際の言葉を示す。
「敵は邪宗教です。邪宗教は人々を地獄に落とす。…恩師戸田城聖先生の邪宗撲滅の大精神を精神として、今、ふたたび門下生一同は、邪宗撲滅に猛然とおそいかかっていきたい」

こんなにすばらしい滝があった

こんなにすばらしい滝があった。水質もすごくきれい。雨乞淵というそうだ。大蛇伝説もある。川は横山川という。

ホームセンターで屋根材を買いに行った帰りに寄った友人の家の近く。

こんど滝行をやってみよう。そばでドラム缶風呂を焚く。滝行と風呂、風呂と滝行の繰り返し。そのうち参加者を募ります。

安倍元総理の暗殺、いろいろな疑問がある

安倍元総理の暗殺、いろいろな疑問がある。限られた情報のなかで、頭の中を整理してみた。
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「事実」
安倍晋三(68歳)は7月8日午前11時30分ごろ、近鉄大和西大寺駅周辺で射撃される。消防通報は11時31分。NHKが字幕スーパーとともに、通常番組を切り替えたのは11時42分。死亡確認は午後5時3分。

「医者の諸見    」
安倍の死体を、すぐに司法解剖(検視)したのは奈良県立医科大学付属病院 救急医学、福島英賢(ふくしまひでただ)教授 。
─銃創(じゅうそう)はクビの喉(のど)に2つあって、喉から銃弾が入って、心臓にまで到達している。心臓の心室に穴がふたつ開いている。頸部2か所に銃創があり、心臓および第2血管の損傷による心肺停止。しかし、後の「司法解剖」とは、所見が異なる。

司法解剖の所見」
二発目が、右頚部の付け根付近から、銃弾が入り、鎖骨下動脈を傷つけ、心室に穴があいて死亡。
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いくつかの疑問。

①「遊説の場所と時間」
遊説場所と時間は、先日まで知らされていなかった。なぜ山上は知り得たのか。

②「発砲されたのか」
映像を見ると一発目はあきらかにあたっていない。音に驚いて「はあ?」と安倍は振り返っている。そして、二発目。安倍はかがみ込んでヨタヨタとあるいてかがみこむ。はたして弾があたったのかどうか。山上が発砲したとすれば、相当な反動が来るはず。しかし、犯人は走りながら二発目を撃っている。反動がない。

③「散弾銃?」
山上の自政の銃は、太い鉄パイプにパチンコ玉を6個詰めて、手製の火薬を詰め込んで、ニクロム線で発火させる手製銃だ。6発の散弾銃なら、まわりにも被害者がいるはずだ。SP含め、なぜ他の人には誰一人として弾が当たらなかったのだろうか? 流れ弾もあるはず。それがいない。みつかっていない。たんなる爆竹レベルのように見える。

④「血液の量」
写真で見る限り、ほとんど血が出ていない。普通、心臓に達するものなら、あたりは血の海だろう。それがワイシャツに少し血がついているだけ。首が撃たれのなら、現地はもっと悲鳴が飛びかたろう。映像では人々は、「なにあったんだろ?」程度の反応。

⑤「銃弾はいまだに見つかっていない」
普通なら、即、道路閉鎖して写真撮影、銃弾を探す。現場検証はすぐに行われず、立入禁止にもならず。事件後5日も経った13日に初めて現場検証。その間、大勢の人が平気で狙撃現場を歩いている。ビルから弾痕は3発みつかっているようだ。

12発のうち2発が元首相の左上腕と頚部に命中し、頸動脈か心臓に致命傷を。命中した2発のうち1発は喪失。(あと10発はどうなったか非公開)。周囲の車などに銃弾が当たった跡があったというが、どの場所にいくつ見つかっているのか?そこからは銃弾は見つかっているのか?

⑥「銃創はいつできたのか」
首筋から心臓を激しく損傷させる銃創は、いつできたのか。安倍は撃たれてから、救急搬送の段階では意識があったという。5時間後に駆けつけた奥さんの昭恵の手を握り返したという。いったい安倍氏には何発の銃弾が当たったのか? どちらから撃たれて、射入口がどこで射出口はどこなのか?

⑦「救急搬送」
近くに大病院がある。救急車なら20分くらいで行けるのに、なぜドクターヘリで運んだのか。余計に時間がかかるではないか。病院奈良県立医科大学附属病院なら、距離25.3km。救急車なら10分。ドクターヘリをつかったために、搬送まで40分以上かかっている。

⑧「報道」
テレビ局が一斉に同じタイトル。新聞が各社揃ってまったく同じタイトルはなぜか。
犯人が海自出身と、まだ救急車も来ない犯行15分で共同通信が全国報道している。

⑨    「アベトモのフライング」
山口敬之がFacebookで死亡したと安倍とのツーショットでフライング。作家の友人、百田尚樹ツイッターでフライング。(午後4時台、安倍の正式な死の発表は午後5時3分)

⑩「霊柩車」
霊柩車が病院からはリンカーンだった。それが安倍邸宅につくとセンチュリーに変わったのはなぜか。
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その他、いろいろありすぎる。

現時点では、山上の統一教会絡みの個人的な憎悪からの犯行とされている。マスコミの揃っての統一教会たたきも、これまでのマスコミの動きからしても違和感がある。

犯人が山上ではなく、別のスナイパーがビルの上から射撃した可能性だってある。

しかし、そもそもなぜ安倍は殺されなければならなかったのか、その背景がわからない。

 

高すぎる自治会費

快適な田舎暮らしのネックの一つに町内会問題がある。
移住者は近隣と親しくしなくちゃいけないので、自動的に町内会・自治会に入らざるを得ない。
もしも入らないと、意地悪される、白眼視される、近所と付き合いにくいなどリスクは大きい。
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なにより問題は「ゴミ」だ。だいたい自治会がゴミ捨て場を管理しているので、そこを使わせてもらえなくなる。それで、ゴミのためにやむなく、自治会に入る。
そうしないと、自分で環境センターまで1時間くらいかけてゴミを持っていかざるを得なくなる。ある友人は数年来、そうしていた。
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そうして、大きな問題は田舎は自治会費の高いこと。昨日訪ねたNさんのところは、月に5千円だという。5千円だよ。年間6万円になる。
この明細は聞いていないが、自治会の役員の交際費とか、公民館の積立金とか、祭りのためのもの、神社の補修費用などが入っていると思われる。
強制加入に近い自治会の費用で、神社のしめ縄の制作費や宮の修繕費などに使われるとしたら、信教の自由を冒す「憲法違反」だが、多くの自治会はそんなことは平気でしているのではないか。
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あちこちの自治会の決算をたまに見せてもらうことがあるが、積立金の多いことだ。このあたりでは、600万円の積立金が毎年繰り越されている。
「いったいなにに使うの?」と聞くと、「それは、将来の神社の補修とか、もしものときのために」などという。
それでいて、いまのこのコロナ禍という「もしもの現実」に対して、なにもできない。ひとり暮らしのおとしよりのサポートとか、子どもたちためのイベントとか、企画もできないし高齢で担う人もいない。むざむざとお金を積み立てているだけだ。
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それに、行政から多額の補助金も出ているのだ。いくつかの自治会へ行政からの補助を調べた。
たとえば、長岡京市などの場合、ゴミの分別協力費として年間30万円近く、市政協力謝礼として役員には世帯割+9500円×12ヶ月、集会所建設に1,000万円(補助率1/2)、増築や改築に250〜500万円(補助率1/2)など。
その他、防災安全、公園管理、経路異界、行政文書取扱など、たくさんの補助金が出ている。
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そうして、いまの自治会は実質のところ、祭りもやらないし老人会もないし、子供会もないし、ただ集金常会でお金を集めて積み立てているだけ。祭りでただ酒でみんなで呑んでしまう、なんてことにもなりかもねない。
というわけで、地方の移住のありようとしての自治会、いろいろな問題をはらんでいる。みんな、文句をいうと爪弾きにされるので言わないのだ。とくにゴミを出せないと思っているので、仕方ないと思っている。
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しかし、そもそもゴミは市の責任で処理すべきもので、自治体とは関係ないのだ。大阪や武蔵野市など、家の前においておけば市が持っていく。そして、武蔵野市の市などは自治会はないし、当然自治会費は発生しない。
わたしは、直接、行政に申請してごみ処理場を公式に認可してもらって、わがやの敷地に収集に来てもらっている。また、任意団体として自治倶楽部を作った。自治会連合には属さないし補助金などいらない。そういうことをみんなでやればいいと思うのだ。
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でないと、「苦いものにはまかれろ」「理不尽でも、いままでそうやってきたのだから仕方がない」「登下校のヘルメットとマスクは当たり前。音楽の授業でもマスク。体育でもマスク」なんてことになる。  
やがて、みんながやっていることだからと、戦争にまででかけて殺し合うことになるぞ。
自分ができる小さな世界から変革していかなければ、どんどんと手遅れになっていく。衰退として誇りのない日本、我慢と忍耐と忖度の日本、言いたいことがいえない日本、活気もない日本になっていくんじゃないか。

ヒーナヤーナは小さな智慧、マハーヤーナは大きな智慧

お経(仏典)は、ブッダが直接著したものではない。長い年月に渡って、弟子がまとめたものである。
そのあたり、イエス・キリストソクラテス孔子老子も同様だ。
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ブッダが滅すると、弟子たちによって、教えがまとめられ、韻を踏んで口承して整理されていく。それがざっとブッダの滅後百年。これが小乗仏教とよばれる。
そして、滅後数百年してあらわれるのが大乗仏典だ。まあそこへ行くと、イエスの教えなどは、百年もかからずに整理されていく。
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代表格の『法華経』などは滅後五百年か、密教に至っては滅後七百年というところ。そのくらい、仏教はロングスパンだ。
なので、各経典は、それぞそれの教えがバラバラで統一性がとれていない、真反対のものも多い。密教華厳経に至っては、ブッダが教えを説いていない。大日如来、摩訶毘盧遮那仏の教えである。
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さて、一般的には、古代の初期仏典は、パーリ語としてのこされていったといわれる。南方仏教がそれだ。
ブッダの教えは、パーリ語が古く、大乗仏教サンスクリット語)はそれより新しいとされる。大乗非仏説と呼ばれるゆえんである。
しかし、時代考証していくと、小乗のほうが古いし、ブッダの教えが正確に伝わっているかというと、どうもそうでもないらしい。小乗も大乗も成立の時代がかぶっている。
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ややこしいのは、ブッダの教えは口承なので、教えが文字にされなかったためだ。
文字にされなかったのは、聖なる言葉は口伝えに意味があると思われていたのだろう。古代ヴェーダ聖典などは、聖なる響きは文字にされてこなかったのと同様だ。
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しかし、時代を経ると、教えを正確に広く伝えようとして文字にしていく。
問題はその時点で、古代パーリ語という文字はなかったことだ(ブッダは古代マガダ語で語ったとされる)。
それまでは口承だけなので、文字にするときには、現地の言葉で書かれていく(プラークリット)。ひとたび文字に書かれてしまうとそれが固定して、ブッダの教えとなる。
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ということで、古代パーリ語のみが正確にブッダの教えとなっているかどうか、そこはわりと疑わしい。ある部分が正確でも、ある部分、独自の解釈や改ざんがされた可能性だってある。文字化されるほどに改ざんの可能性はある。
あるいは、口承ゆえに、聞き間違いということもある。たとえば、日本人には、エルとアールはの違いは、差異がない。文字ではあらわしにくい(ヴァとバ)。buddhaのdhという発音などは、とても難しい。その他、細かい点、表しにくいものがたくさんある。
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で、たとえば、ヤーナという発音だ。ラーマヤナरामायणम्, : Rāmāyaṇamという伝承文学がインドにあるが、「ラーマ王子の行上記」というような意味だ。
ヤーナ、ヤナ、ジャーナなど、文字にする過程で勝手に聞き間違えてることも出てくる。
小乗はヒーナヤーナの訳で小さな乗り物、大乗はマハーヤーナの訳で、大きな乗り物ということになっている。
この場合、ヤーナは乗り物という意味である。
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ということで、もしかしたら、ヤーナではなくてジャーナ(智慧)なのかもしれない。
すると、ヒーナヤーナは小さな智慧、マハーヤーナは大きな智慧
こう訳されたほうが正確かもしれない。
ブッダの教えを「乗り物」ととらえるよりも、智慧の道ととらえる。智慧を磨いて自ら苦悩の世界を渡る道、それがブッダの教え。船に乗っかって渡してもらおうという考えよりも、ブッダの教えに近いのではないか。


以上は、古代の仏典のざっくりした話。
厳密に時代考証してはいない。また時間ができたらまとめていく。

日本の民主主義についての擬制

こんなことは常識かもしれないが、日本の民主主義についての擬制(実質は違うのに、そう見なす(見せかける)こと)についてまとめてみた。
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擬制の背景:「無条件降伏」のショック」

①7月26日ポツダム宣言
軍国主義の除去。日本本土の占領、かつて侵略によって得た領土の返還(日本国の主権は本州、北海道、九州及び四国ならびに我々の決定する諸小島に限られなければならない)。戦争犯罪人の処罰。日本国内における言論・宗教・思想の自由。基本的人権の尊重。軍隊の完全な武装解除再軍備のための産業の破壊等々。「日本政府が全日本軍の即時無条件降伏を宣言し、またその行動について日本政府が十分に保障することを求める。これ以外の選択肢は迅速且つ完全なる壊滅があるのみである。

②「驚くべきことは、あのようなドタン場に臨んで國體護持が支配層の最大の関心事だったという点よりもむしろ、彼等にとってそのように決定的な意味をもち、また事実あれほど効果的に国民統合の「原理」として作用して来た実体が究極的に何を意味するかについて、日本帝国の最高首脳部においてもついに一致した見解がえられず、「聖断」によって収拾された」(丸山眞男「日本の思想」)

③敗戦、無条件降伏。かろうじて「国体=天皇制」護持。天皇は、GHQの間接統治の支配の道具として、平和と民主の象徴に。交換として、憲法には戦力不保持の戦争放棄条項をもたせれる。
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アメリカの植民地:GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の占領政策

①一九四五年(昭和二十年)八月三十日、GHQの総司令官ダグラス・マッカーサーは、日本占領のため、アメリカ軍の輸送機パターン号に乗って、厚木飛行場に降り立つ。

②日本のアメリカの植民地化の趣旨。
「まず軍事力を粉砕する。次いで戦争犯罪者を処罰し、代表制に基づく政治形態を築き上げる。憲法を近代化する。自由選挙を行い、婦人に参政権を与える。政治犯を釈放し、農民を解放する。自由な労働運動を育てあげ、自由経済を促進し、警察による弾圧を廃止する。自由で責任ある新聞を育てる。教育を自由化し、政治的権力の集中排除を進める。そして宗教と国家を分離する」

③外見は、理想的な民主化政策。やがて、東欧とアジアの共産化によって、日本は反共の防波堤(朝鮮戦争によって軍備力のある警察予備隊の出現)に。

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「日本がよろこんで受け入れた植民地政策」

①敗戦のショック 日清・日露、題一次世界対戦の連勝、負け知らず。驕り高ぶり。軍部の独創
②敗戦により自信喪失と卑下。日本の文化と歴史を学ばなくなる。(例:米を食うと頭がバカになる。日本語ローマ字化。)
アメリカ大量の物質主義、食料の補給、衛星の徹底、消費社会の出現
④やがて朝鮮戦争ベトナム戦争を土台にして急速に景気拡大してきた:所得倍増計画の実現む
アメリカの言いなり(核の傘日米安保条約)になっていれば国は安定、経済は発展。
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アメリカの間接統治=植民地の道」

①日本国としての主権がない。すなわち、責任もない。アメリカの軍人と高級官僚ど決められ、総理も蚊帳の外、お飾り
②官僚支配による、護送船団方式アメリカの間接統治に役に立つ人材が総理となっていく。
③選挙は形として民主主義があると思わせる擬制装置として働く:そもそも投票用紙読取分類機「ムサシ」は信用できるか
三権分立はお題目のみー。最高裁の「違憲立法審査権」などなきに等しい。憲法違反であっても「閣議決定」によって官僚で決められたことについて何もいえず。そして閣議決定をすすめる官僚は、日米合同委員会でアメリカの支配下で決められる。

ZOOM楽座 本日21時から開催します。

ZOOM楽座 本日21時から開催します。23時ませいまで。
適当にも仏教、創価学会統一教会新宗教などを語り合います。講座じゃないので、抵当におしゃべりにきてください。一人でもやっています。

 

日蓮正宗の宗旨は、なにをどういわれように日蓮の図顕したとされる板曼荼羅(弘安二年作)を信ずるところにあると

まだ咳は治まらない。熱は引いている。喉の痛みもなし。発熱してから9日間になる。そのうち5日間くらいは食欲がなくて絶食だった。

コロナの感染した友人に聞くと、まったく症状が一緒なので、おそらく自分もコロナ感染していたんだと思う。もう10日目になるので、問題はないと思うが。ま、ワクチンを打たずしてコロナの免疫獲得ということにしておこう。
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ともあれ、やる気が出ない、モチベーション上がらず。ひとり、あかりのみが気を吐いている。あかりとの寝技プロレスに体力をすごく使うなぁ。

仕事は一度止めてしまうと、再開にすごくエネルギーがいる。それでもなんとか重たい一歩一歩を歩めていくしかない。そうすると、ほんのすこしおもしろくなってくる。

やがて弾みがついてきて、欲も出てきて、仕事ははかどっていく。いまは、初期の重たいところに足踏みしているわけだ。
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気分転換にあちこちホームページを見ていたら、案外ちゃんとまとめられていたので名古屋の日蓮正宗のお寺の住職とやり取りしみた。そんなに頭はドグマで硬直化しておらず、わりと普通のやり取りができた。

いずれにしても、日蓮正宗の宗旨は、なにをどういわれように日蓮の図顕したとされる板曼荼羅(弘安二年作)を信ずるところにあるということだ。

物理的に、歴史的に、書誌学的にみても、普通の感覚から言ってもおかしな話だ。なにしろ宇宙の真理が、仏教の中核が、日蓮が板に刻んだマンダラに収まるというのだから。
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まあしかし、日蓮正宗はそのような宗旨できているわけだし、それが信仰たるゆえんだろう。創価学会がその教義を信奉して布教をしてきていまの公称一千二百万人という信徒勢力がある。