「中級に10分で勝ったよ」
あかりが喜んでやってきた。あかりはAI相手に将棋を指している。
毎日、確実に強くなっている。おとうちゃんにはいつも10分で負けてるけれど、手ごわくなった。一度だけおとうちゃんに勝ったことがある。
AIだと「棋譜」が残っていて、どのような戦いで行われたのかが、見事に順番に再現される。それを振り返るのもよい学びとなる。
あと、詰将棋だ。いまは一手攻め。やがて二手攻め、三手攻めとなる。楽しいパズルのようだ。その次は、囲碁だなあ。
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───さくらんぼ計算やってみるか。
「うん、やってみたい」
おとうちゃんの時代は、そんなのなかった。
さくらんぼ計算は、繰り上がりや繰り下がりの計算が苦手な子のための計算練習方法。普通、筆算の前にならう。
あかりは筆算はできるのだが、さくらんぼ計算が上達すると、暗算ができるようになる。
足し算から引き算、そして掛け算。
2桁×2桁の掛け算がすぐにできるようになると思う。
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ためしに小2のレベルの算数検定10級をやらせてみたが、もたついていた。計算はできても、文章問題がややこしい。算数もまた国語の読解力が大切なんだね。
しかし、問題の提示の仕方があんまり明晰ではない。わざわざ、わかりにくいような問題と思われた。文章力がどんくさくて、こちらで編集したくなるよ。偏差値教育など無視なので、明晰な算数を教えていこうと思う。