春の名曲も数々あるけれど、森山直太朗の「さくら」秀逸。子どもたちが歌うと、じいんとくるなあ。そうして、映像に出てくる赤ちゃんの動きがなんたって可愛らしい。
「自然とし出だすことに、得たる風體(ふうてい)あるべし。ふとし出ださんかかりを、うちまかせて、心のままにせさすべし。」(風姿花伝:世阿弥)
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住民有志による学芸会。町の活性化を目指す中学生発案のプロジェクト「犬居SOZO(ソーゾー) 。
この劇団の校長は、この春から中学二年になるという、宇野清太くん(2枚めの画像)。3つくらいから知っているので、ずいぶんと成長してびっくりだ。
俳優もこなす。台詞回し、アドリブ、ピアノの演奏(ショパンなんか弾いてしまう)、劇の伴奏、いろいろお見事。おかあさんと次男の弟の琴の演奏。そして舞。
子どもが元気で明るいってのは、とにかく喜ばしいことだ。
それ見ている地元のお年寄り、おじちゃん、おばちゃん、みんな嬉しい。元気をもらえる。
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会場がまたがいい。瑞雲院(春野町堀之内の曹洞宗寺院)。春野の豪族、天野氏の菩提寺。
「演劇は権力への抵抗であってほしい。暮らしの中から溢れる、表現せずにはおられない何か。長いものに巻かれず、自分たちの小さな暮らしを守る手段であってほしい」とお母さんの宇野まどかさん。
春野は「限界集落」というミュージカルの劇団(園児から70代まで、町民有志の手づくりミュージカル劇団)もある。
うちも「〝消滅集落〟という名の即興劇の集いをやろうかね。仲間と楽しめだけだけど」とあかりと話した。「うんやろう」とあかりも乗り気であった。
※了解を得て、映像をアップした。
映像はFacebookから見られる。