過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

いろいろな宗教者がやってくる。エホヴァ、真如苑、創価学会

いろいろな宗教者がやってくる。

こないだはエホヴァの人。一昨日は真如苑の人。先日は、創価学会の人。

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二俣で山高帽とスーツ姿で人参を買っている方がいて、「おや、なにかめずらしそう人だなあ」と声をかけた。お互いに顔を見て「おや!」。10年ぶりの出会いであった。10年前に、機関誌の「目覚めよ」をもってよく訪ねて来てくれた。そして、こないだ久しぶりに訪ねてくれた。信仰の話はほとんどしない、朗らかな故郷の話であった。

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先日は、「仏教に詳しい人がいると言うので、お訪ねしました」という。いろいろ仏教の話をしていくと「じつは真如苑のすばらしさをお伝えしようと思って------」と。

──いやあ、じつは国立市に住んでいたので、隣が立川市真如苑の本部がありますね。すすめられるまま、寒行に参加したことがありましたよ。朝4時に起きて駅のトイレ掃除して、本部で長いお経と子守唄のような不動真言を唱えて、いちばん偉い教祖さまのようなひとにあらわれましたよ。

「そうなんですか。そんな池谷さんだからこそ、ぜひ接心を受けてもらいたいんです」

──「接心」はなかなかすごいと聞きますね。真如霊界から霊言を集めて、霊能者を通じて信者たちに伝えられる。深いアドバイスがあると聞いています。まあ、先祖供養がメインでしょうけど。真如苑は「霊能開発集団」ともいえますかね。

それにしても、『涅槃経』が大切な経典と言いながら、『涅槃経』を読んでいる信徒は一人もいませんね。

みたいな話をした。そして、ちょうど真如苑を指導したの醍醐派の仲田座主が亡くなったというニュース。

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一昨日は、創価学会の方が来訪。

──また選挙じゃないの?
「政権の支持率が低くて、とても選挙などできない」

──公明党は政権与党から離脱して、オール野党になるんじゃないの?
「そんなことはない」

──そういう事態だってありうるよ。公明党は勝ち馬に乗ろうとするから。利権も手放したくない。

創価学会は、民衆の味方で、だから権力の迫害に遭うんだ」
──はあ?
「民衆の目覚めさせる正しいものは、権力が潰そうとするんだよ」

──ええ? よく自分の頭で考えるようにしたほうがいいよ。学会の人は本部の言いなりで、自分の頭で考えようとしない。
「なに言っているんだ。学会が民衆の連帯の------」

──そんなことばっかりいつも言っていて、なにも自分で考えないんだから。
「わわわわわわ」

よく活動されていて幸せそうではある。しかし、宗教的なものをともにかたるには難しいかな。

すべての団体が衰亡している中で、創価学会の勢力、活動力たいしたものだなあ。