過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「元気な90代」の女性モデルがほしいという

青汁野菜のコマーシャル制作会社が、「元気な90代」の女性モデルがほしいという。全国放送。ぼくが昨年出版した「過疎の山里に暮らす普通なのに普通じゃないすごい90代」(すばる舎)の本を読んでくれての連絡だ。

100歳の元気な商店経営のOさんと96歳の落ち着いた穏やかなMさんを紹介した。Nさんもいい。だが、すでにサービス付き高齢者住宅に移ってしまった。

84歳の陶芸家もいるのだが、テレビに出るのは恥ずかしいから嫌だという。そのほか数名、候補はいたがやはり恥ずかしいという。

それで、「ああそうだTさんがいい」。Tさんは84歳、ヤママユの飼育から糸をとって機織り、そして紙漉きの和紙も作っている。ひとり暮らし。オッケーをもらった。

ヘアメイクやらスタイリストやら10名くらいきて、半日で撮ってしまうという。謝礼は、なんと一人15万円! 90や100になっても、モデルの仕事があるというのは、すばらしいじゃありませんか。