過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

学校やすみになるかもしれないね。きょうが終業式だけどね

朝から、すごい大雨が降ってばかり。やみそうにない。
あかりがさきほど起きてきた。
「おとうちゃん。こんなに雨が降っていると大雨警報が出て、学校やすみになるかもしれないね。きょうが終業式だけどね」
──おお、そうだね。ということは、きょうから夏休みってことになるかも。
──夏休みの宿題は3日くらいでやってしまって、あとは遊ぶことだね。
「あかりちゃん。夏休み終わって宿題を出したら、もう学校には行かないんだ」
──そうなんだ。きめているんだね。まあ、それもいいや。うちで自分で勉強していけばいい。すきなことをやればいい。
また、そのうち学校に行きたくなったら行けばいいし。行ってもいいし、行かなくてもいいし。どちらでもいいんだよ。
そのかわり、お父ちゃんたちは、仕事があるから、いつもあかりと遊ぶわけにはいかないからね。自分ひとりで遊ぶんだよ。
そのうち、ここの施設でいつも子どもたちが集まって遊べるようにするからね。好きに勉強して好きに遊んでいたらいい。