過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

市の次には、県とやりとり

「公有地の草を刈って花を植えたい」ということで行政に聞いていった話の続き。
市の次には、県とやりとり。
農林事務所やら土木事務所やら河川砂防管理課やら、いろいろな部署があって、やはり手間がかかる。
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で、きょうの段階でわかったこと。
静岡県」と書かれたコンクリート柱は、そこが「河川区域」かどうかを示すためのもの。
もしも河川区域内の場合は、県に対して「河川専有許可申請」が必要。それには、公図や平面図、現況の写真などが必要(この場合、河川区域内となる)。
さらには、花を植えるにしても、そこを専有することになるのだから、使用料が発生する。ただ、NPO法人として、「使用料の減免申請」すれば費用はかからない。
ただ、河川区域内にある公園は市の管理となっているので、申請は市に対して行われることになる。どちらに申請するのか、そのあたりは、図面を見てみないとなんとも言えない。
……ということで、ひとまず了解。
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このように行政とのやりとりは、いろいろな部署があって手間がかかる。区があり、本庁があり、そして県がある。それを下から聞いていくとなると、エネルギーがいる。
きちんと正攻法でいくと、申請書類を書いて、許可を得て行うことになる。
まあ、世の中のほとんど、河川敷内で畑を作ったりしているのは、なにも許可を得ないでやっていることだろう。行政も、違法だとしても、いまさらダメだとはいいにくい。見て見ぬふり。しかし、正式に行おうとすると、煩わしい手続きが必要となる。
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こうした末端の行政は、一つひとつ書類を書き、文書で申請していくことになる。
かなしいことに、これが国のレベルになると、「名簿はシュレッダーにかけてしまいました」「検察官の定年延長は口頭で処理しました」「コロナ対策専門会議の議事録はとってありません」と平気でのたまっている。
まことに杜撰極まり。しかし、それがいまの日本の姿である。