過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「友人のために土地と家を買ってくれる」という話になった

デイサービスの施設のほうに、資本とエネルギーを集約していかなくちゃならない。終の拠点化の道に向けてだ。
そのために、乗り越える課題がいろいろある。ひとつは、田舎暮らしのために9年前に購入した土地と家の処分だ。なにしろ1,700坪もある。栗の木も50本。炭焼き窯もつくった。それを持て余しているのだ。
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そこは沢からの水が流れて、ワサビもの葉も生育していいところ。ただ、山に近いので、日当たりがいまいち。そして、湿気がある。
数日、不在にしていた時、カビが発生したので、こちらのいまの事務所に緊急避難したわけだ(赤ちゃんがいたからね)。ま、それが、きっかけとなって、いまのデイサービスの流れにもつながるというわけだが。
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で、その土地と家と納屋を、友人が、骨董品の展示場と障碍者の芸術創作発表の場とシェアハウスに活用したいとが言っていた。
しかし、問題は資金がない。
じゃあ、しばらく納屋だけを貸して木工しつつ、流れを見ようということにしていた。
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その友人が、きょう大学の後輩を連れてきた。話をすると、東京上野の仏壇屋のこと、真言宗のことなど、通じる共通項の知り合いが多くてびっくり。
で、その方が、「友人のために土地と家を買ってくれる」という話になった。「かれの夢に投資したら面白い」ということであった。いまの時勢、まことに不思議なこともあるものだ。
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予期しない不思議な展開である。とはいうものの、このデイサービスも似たような経緯であり、たまにそういう展開が、ぼくにはよく起きる。
ということで、すこしずつ、事業は回転しだしている様子。予断はゆるさないが。あとは、双方の健康。デイサービスの人の手配など。
いろいろ山ほどあって、年とって、人生でこれほど、たくさん仕事をするとは思わなかったよ。まだまだ、序の口と思うが。