アメリカの思いを考えてみた。すこし自虐的かな。
①自分たち白人(とくにアングロサクソン)は、帝国主義時代は、アジアやアフリカの国土を占領し、植民地にし、その資源を奪い取ってきた。人間まで奴隷にしてこきつかってきた。いつも「自分たちが支配者であり、自分たちが正しい」のだ。
②ねらうのは、「資源」である。「石油」である。イランの石油がほしい。かつてのように、その支配権を奪還したい。そのきっかけ、いとぐちがつかめれば、いちゃもんをつけて戦いを挑んでイラクのように奪い取ってしまえる。
③なにより戦争になれば、経済が活性化する。なにしろ「軍産複合体」だ。戦争すればウハウハ儲かる。戦争の脅威をアピールすれば、アジアの島国のように、中古の武器など、言いなりの価格で買ってくれる。ちょろいもんだ。
⑤資源やメリットのない国は相手にしない。ただ、何かいざこざがあれば、「世界の警察」であるわが国は、そこに制裁を行って威光を示さねばならない。そうして、自分たちの神の正義をひろめたい。
⑥日本は資源こそないが、「従順で勤勉な国民」という人の資源がある。それは、天皇を軸にしていけば、おとなしく統治できる。
⑦政権の担当者は、自分たちの言うことを聞く限りにおいて「延命」させる。反抗すればただちにあらゆる手を使って放擲する。「日米合同委員会」「日米地位協定」「日米安保条約」でロックしてある。マスコミも言いなりだ。
⑧日本の規制を緩和して、自由に資本家たちが動けるようにすれば、背後から自分たちの資本で奪い取ることができる。「ハゲタカ外資」と言われるがね。勤勉な国民は、一緒懸命に働いて、税金で吸い取られていくわけだが、なあに彼らは働くことが好きで「長いものには巻かれろ」という諺通りで生きている。
⑨そのためには、国民は、なるたけ政治や経済に関心をもたないようにさせる。その最適なツールはテレビだ。アホなテレビ番組や野球などのスポーツ観戦、芸能ゴシップを流しておけばいい。なにしろ「生かさず殺さず」だよ。