過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「春野人(はるのびと)めぐり」来訪者4名

「春野人(はるのびと)めぐり」の投稿の続き。
今回の参加は、1日だけ。NPO法人楽舎(らくしゃ)ではなく、デイサービス「みんなの家」としての初参加だ。売るもの、見るものもなし。デイサービスを宣伝しても利用者が増えるはずもなし。おしゃべりをしたい人が来てくださればありがたい、というところ。
昨日は、4組7人来訪。ゆっくりとおしゃべりするには、これくらいがちょうといいかな。
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1人目。地元の大学生。地域の活性化を卒論のテーマにするということで、熱心に聞いてくれた。こんど、デイサービスの営業日に、見学にきてもらうことに。青年がきてくれると、利用者の皆さん、きっと喜ぶ。
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2人目。介護の仕事をされている女性。特養(特別養護老人ホーム)に勤めているので、学ばせてもらう。ぼくのFacebookを読んでおられるので、話が伝わりやすい。「平穏死と看とり」。デイにある菜園と利用者との作業などについて語り合う。
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3人目、二俣(ふたまた)から来られた方。春野から30分くらいのところ。「二俣〜阿多古〜くんま」エリアの人材の魅力について。
このエリアには、清流の阿多古川沿いに、陶芸家、和紙の達人、阿多古館(おしゃれな旅館)、骨董品屋、手作り家具、廃校を活用した木製の机と椅子制作所、蔵を活用したギャラリー、全国いつも金賞の茶園、縄文遺跡、棚田など、魅力が満載。
「二俣・阿多古めぐり」を企画したら面白い。魅力発信となる。企画の核は「人の暮らし、人の魅力」。しかし、人をつなげて立ち上げる人がいないと、難しい。そんなことを語り合う。
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4人目。近ごろ春野に移住した子連れの夫婦。30代。家さがしのとき、出会う人ごとに、「池谷さんに会ったか」と聞かれたという。それで来訪してくれた。
いまは「便利屋」の仕事をしている。田んぼも始めた。こんど、炭焼をしたいというので、うちの炭焼き窯を貸すことに。家の改修に土壁を作りたいと言うので、赤土のある場所を案内することに。
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30代で山里に移住するのは、リスクは大きい。しかし、将来を考えると大正解と思う。お年寄りは、やがてこの世を去っていく。やがて、自分たちの王国ができる。山も田んぼも畑も、「どうぞ活用してほしい」ということになる。
このデイサービスの施設は、お母さんと子どもたちの交流の場にもしたい。子どもたち同士が遊び、おかあさんたちは、一緒に料理して食事して、お喋りができる。そういう場に。そんなことを語り合ったのだった。

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