過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

いまの日本のITの現状。他の先進国とは、はるか水が空いていると感じる

メールやFAXのやりとりの確認の続き。
いろいろな自治体とやりとりしているが、書類を送付しても、「いただきました」というメールはほとんどない。
大切な要件は、メールして、そしてまた電話する。「あのお、メールを送りましたが、見てもらっていますか」。ところが、相手が不在とか、電話中とか、昼休みとかで通じない。
すこし気が引けるが、折り返し電話を依頼する。それが伝わっているのかいないのか、後回しにされるのか、嫌われているのか、なかなか電話は来ない。
それでまた、電話する。こちらの語調も少しくきつくなる。それでまた、嫌われる(笑)ま、それが仕事なので仕方ない。こちらの立場が弱い。
------------------
最近の事例のいくつか。
出版社に企画書と原稿200枚を送った。送る前に電話をし、編集長の宛名で出した。そろそろ見てくれたかなあという頃に電話した。
そしたら、「届いてない。みてない」という。「いや、ちゃんと送っていますけど」。
出版社。「調べてみましたが、みつかりません。どこかに紛失してしまいました」。「すみません」の一言もない。
S社という学術系の立派な歴史ある出版社。ま、そんな程度のことは当たり前なんだろう。こちら、立場が弱いからね。ゴミと思われている。
---------------------
ある役所に50枚くらいの報告書を提出した。地元の協働センターにまず出して、そこでみてもらい、本庁に行くはずである。
ところが、たまたま三ヶ月後に本庁を訪ねたら「早く書類を出してください」と言われた。
「ええ?とっくに提出していますよ」。帰宅してメールをした。「書類を見たんですか、見てないのですか。届いてないとしたら、いまどこにあるのか調べてください」と。
しかし、いまだにその返事なし。電話もなし。ま、それは想定内。
---------------------
これもある役所に、かなり重要な申請書類を出した。枚数にして100枚くらい。届いたのかどうか心配だ。メールもした。もちろん返事もなし。
しばらくして電話して、「あのー、届いていますか」。返事は「たぶん届いている」。
こちらは、「たぶんですか? 心配です。申請書なんですけど、なにか問題があったらお伝え下さい」。
先方。「電話がないということは、問題がないということと考えてください」。
そういう対応であった。ま、こちらは立場が弱いので仕方がない。想定内。
---------------------
浜松全域のお寺やら神社、教会を巻き込んでの企画をしている。お寺数か所に、FAXした。お寺は、メールがないところが多くて、FAXが主流。
たくさんなので、ネットからFAXで同報で送る(PDFを添付)。心配なので、確認のために、電話。
お寺さん。「紙切れのために届いていない。これから紙を買いに行く。わるいけど、もういちどFAXしてほしい」。そしてFAX。そしてまた、電話する。まだ、届いてない。また電話する。まあ、そういうふうに手間がかかるわけだ。
 
いまの日本のITの現状。他の先進国とは、はるか水が空いていると感じる。