過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

森町と袋井市議に講演

たまにお坊さんの研修などのの講師を頼まれたりする。講演では、できるだけ成功例よりも「失敗例」、「うまくいきそうだったけど、だめだった」という話をするようにしている。そのほうが、聞く方も楽しめるし印象に残るから。
「成功例」はじつはあんまり伝わらない、というのが、ぼくのこれまでの経験。とはいうものの、これもやった、あれもやった、どうだすごいだろうみたいなエネルギーで話をするというのが、ぼくのかなしいサガだけど。


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その周智郡の森町の亀沢議長からの依頼で「過疎化の現状と外国人の力と共生」というテーマで話をさせてもらった。春の町の隣町の「周智郡森町」は、平成の大合併袋井市と合併せず、「周智郡森町」として、独自に孤高にがんばっておられる。合併せず、うまくいっている町として、尊敬している町である。
聴講してくださったのは、「袋井市」の市町の議員と役所の方、100人近く。
春野の町の過疎化の現状と定住促進について。


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さらには磐田市の山奥の万瀬(まんぜ)の集落に、インドネシア家族によるハラール食品(イスラム食)加工場が稼働するようにお手伝いとしたこと。浜松の南区で、外国人の農業支援をしている「市民農業の会」の小楠さんにも語っていただいた。
イスラムの教え、食品のことも伝えながら、山村のお荷物になっている私設を活用しての活性化の話。しかし、助成金でつくられた施設は、いろいろしばりがあってたいへんなことなどについても、話をした。


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終わった後は、料亭で二次会。隣に森町町長と袋井市長、そして、森町議長と袋井議長、さらには市会議員・町会議員という集いであった。まあ、ぼくの人生でこういうえらそうなポジションで扱ってもらえるのは、二度とないとは思いつつ。ま、人生、いろいろ経験です。

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