過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

結跏趺坐による坐禅

一呼吸、一呼吸、ありがたい。なにもいらない。坐っている。それだけでいい。ひたすら坐禅して至福の日々を味わっている。そんな友人がいる。

坐るポイントを教えてもらう。やはり「結跏趺坐」(けっかふざ)だという。これは、両足を太ももに乗せるという坐り方だ。両足とも足の裏は上を向く。丹田力を養うにも、結跏趺坐がいい。そう彼は言う。

ぼくは股関節はわりと柔らかいので、結跏趺坐は難しくはないが、30分くらいでかなり痛くなる。がんばって60分間、トライしてみた。

しかし、痛くなる。途中で足を解いて、立ち上がり、歩く坐禅。ゆっくり立ち上がる。立ったままの禅。歩きだす。足の裏が畳につく感触を味わいながらゆっくりと。止まる。ゆっくりと坐る。そしてまた、結跏趺坐。

やってみたところ、結跏趺坐、いいかもしれない。しばしトライしてみるか。

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丹田の 源なるか 結跏趺坐
深々と 夜も静まれリ 結跏趺坐
心身も 鎮まりゆかん 結跏趺坐
結跏趺坐 となりで愛犬 遠吠えす