過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

「いまここ」にあることのキーは呼吸だ。

なにをしていても呼吸を意識する。そういう暮らしを組み立てていく。

いまキーボードに入力しているときも、呼吸。立ち上がるときにも、歩くときにも、食器を運ぶときにも呼吸。コーヒーを飲むときも呼吸。動きながら呼吸に意識を向けていく。布団の中にいる時。もう、四六時中、呼吸にある。

そうはいっても、これはなかなか難しい。すぐに頭は考え事を始めてしまう。でも、気がついたら、あ、呼吸に戻ろう。呼吸だと。その程度でいい。

心配事、もやもやがあるときなど、鳩尾に手を当てて、横隔膜の動きを手のひらで味わうといい。これをくりかえしていくと、ずいぶんとラクになる。そうして、さあ坐るぞという時には。きちんと背筋を立てて、首を立てて、丹田呼吸法がいい。

つねに呼吸に戻る。そのことは、つねに「いまここ」にあるということにつながる。「いまここ」にあることのキーは呼吸だ。