過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

きょうはぼくの最終講座

きょうはぼくの最終講座。「看とりとおくり」。7回目となる。

これまでは、ぼくがインタビュアーで司会。講師の話の引き出し役。今回は、自分だけとなる。人の話を引き出すのは、得意なほうなんだけれど、自分で自分の世界を伝えるというのは、どうも苦手。

ま、講座も7回目となるので、いつもの顔なじみも増えてきた。すべてに参加してくれている人もいる。

そうなると、話をしてラクだ。話に頷いてくれる。反応してくれる。質問を挟んでくれる。その質問に応じて語っていけばいい。

これが、黙って無表情の参加者ばかりだと話がしづらい。話しても伝わってる感じがないのは、重たい。質問はありますかといっても、重苦しくシーンとなると、これがつらい。

講演の慣れた人だと、はじめてでも、そういう関係をさっとつくって会場を和ませてしまう。ぼくはそういうのは、まったく苦手。

だが、立て板に水のように講演が上手いというも、これまたつまらない。おなじみの話を、いつもの引き出しから引っ張ってきて語るというのも、おもしろくない。

座談というのが、いいんだけどね。自分の土俵に引き込んでいくというよりも、やりとりを通して、相手の土俵で相撲をとるというのがいい。

いちばんいいのは、ファシリテイター的な位置かな。わかちあい、かたりあいの場を作る。参加者同士が、自由語り合う。そのあたりリードしていく。そういう方向にしたいものなんだけど。

ま、いろいろと企画して、人前で話をする機会も増えてきた。まずはいろいろとためしてみること。そこから工夫改善していく。