過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

インドの人とお寺で講演してきた

曼珠沙華が咲いている。彼岸の時になると、全国各地で同時に花ひらくというのが、とても不思議な花である。お彼岸の日曜日ということで、お墓参りに行く人も多いと思う。


今日は、お寺から講演を依頼されて、お話をしてきた。ぼくが「神社・寺カフェ」(いわば寺社のオープンハウス)を主催した縁で、お礼の意味も兼ねて呼んでくださったのだった。

浜松市の泰月院(たいげついん)という臨済宗のお寺。住職は、在家出身で、漁師も消防士も勤めたことがある。本山で典座(てんぞ)という精進料理の役を12年間。ボランティアで気功治療もするし、絵も描く。お寺の修理も自分でやったり、こうした集いも企画したりと、いろいろ熱心な方だ。

彼岸法要ということで、はじめにお経。「般若心経」「観音経」「息災延命呪」「白隠禅師坐禅和讃」「四弘誓願。みなさん、大きな声でしっかりよんでいた。みんなでお経をよむと、呼吸法にもなり、ひとつのエネルギーの塊となって、場が落ち着いてくる

それから、話をさせてもらった。テーマは、「お釈迦さまの生まれたインドという国」。インドベンガル地方主神の横田スワルナリさんと二人三脚。スワルナリさんのほうが、ぼくよりも断然、話がうまいしおもしろい。なにしろ本場のインド人である。ぼくは聞き役、補足の役目である。

お話の一部を録画した。「自分を救うのは、他人ではない。自分自身である。自分の心を清めることがたいせつ。それこそが仏教」というお話の部分。いろいろと熱心に質問も出て、話はしやすかった。

帰りには、二俣のマルカワの蔵に寄る。ここは、酒屋蔵を改装して、ギャラリーとなっている。ここにふらっと寄ると、いつも新しい出会いがあるのが、ありがたい。

ちょうど、インドのスズキ自動車の工場を起ち上げてきた方がおられた。インドでどのようにして品質管理を行ってきたかなど、聞くことができた。そこに作家の方も参加し、ぼくのインドの放浪記など、話も弾んだ。

https://www.youtube.com/watch?v=siBl48iYE2g&feature=youtu.be