過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

がん患者の集いでの仏教の話

仏教の話をしてほしいと頼まれて、出かけてきた。がん患者の集いだ。日頃の仏教のウンチク話くらいはできる。でも、やはり死と向きあうリアリティのある方を前にしての話だ。生き方、あるいは死に方についての話など、ぼくにはとうていできない。……さて、なにを話そうか。どうやって語ろうか。それでもすこしは事前に考えた。

が、準備しても、仕方がない。まあ、出会いの縁がすべてだからと、あんまり考えずに出かけた。星座館という、落ち着いたすてきな喫茶店。聞いて下さる人は4名。

さいわい、次々と質問してくれたので、話題はあっちに飛びこっちに飛び。講演は苦手だけど、質問してくれるとありがたい。座談形式がやりやすい。

ぼくは仏教やら宗教やらインドの話をしているときが、とっても楽しい時なんだんだなあと再確認した。唯識、集合無意識、南無、南無阿弥陀仏と南無妙法蓮華経マザーテレサブッダの説くたとえ話、マインドフルネス、神仏習合、祈りと願い、瞑想などについて、とりとめなく話をさせていただいた。

今週末は、障害者の創作発表の場の「ギャラリー60」で、仏教の源流とインドについて、講演させてもらうことになっている。さいわいインドのスワリナリさんと掛けあいで話をするので、これはわりと楽ちん。楽しい集いになりそうだ。