過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

農協について(1)

農協というのは、金融機能がメインになっているようだ。農協というと、地域の農業を支える組織。栽培から販売と流通まで一手に引き受けている組織と思っていた。

昨年、田植えのときに必要な水田に入る長靴と土を水平にならすエンブリなどを、地元の農協に買いに行ったが、売っていなかった。「注文になります。もう機械化の時代なので、つねに置いてないんですよ」と。零細農家の必需品など、備えてない。

機械と化学肥料を推進するのが農協で、有機農法などには対応していない。農法に詳しい人は、いそうもない。相談してもあまり参考にならない。農薬と化学肥料には詳しくても……。

ぼくは山里に越して6年になる。農協の人がきてくれたのは、農業のことでは、一度もない。地震と火災保険の営業が5回以上かな。

きょう、電話で二つの農協と農業共済に電話してみたが、とても対応がいい。説明もクリアーだった。それで、農協は金融機関ということだという認識となった。