過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

なぁんと500キロだった

なぁんと500キロだった。あれだけ手間ひまかけて、これしかとれない。せめて700キロくらいと踏んでいたので、みんなショボンとなった。

昨年は、イモチ病になった分、少なかったが、それでも570キロはあったのに。3反でこの収穫量は少なすぎ。一般的な慣行農法では、反あたり400キロが普通。

昨日、やっと「もみすり」が終わった。義父のところでお願いした。往復3時間の距離を移動。仲間5人での作業。3時間余で終了。

収穫の少なさは、完全無農薬・無化学肥料、堆肥もしっかりいれてない。苗のときの沢の水が冷たい。晩稲(おくて)なので、日照時間が雨のために少なかった。ということでこの程度で仕方なしか。

課題は三つ。いかに収穫量を上げるか。いかに労力・手間をすくなくするか。いかに経費を抑えるか。

たとえば、完全無農薬・無化学肥料、天日干しの田んぼ。手植えで機械を使わないやり方。自然との対話と調和の路線の田んぼは最低ラインとする。これが1反。

残りの2反の田んぼは、どうするか。もうやめてしまうか。あるいは、除草剤をつかってというやり方もある。なにしろ草取りが大変なのが、有機農業。除草剤の田んぼの100倍くらいの労力というイメージ。

自然との対話として、古来の農業の学びとして、喜びとして、子供の教育の場として体験したいという人が、増えてきて、流れが起きる可能性もないことはないか。思案中。