過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

火災保険と地震保険

火災保険(4) 友人の火事の被害を機に、火災保険を調べている。きょうは農協などに聞いて、すこしずつわかってきたところ。

まず保険金額は、数十年たった中古住宅で資産価値はゼロであっても「再取得価格」(同等のものを新築する場合の価額)で設定できる。わがやの場合は150平米なので、2,700万円が上限となる(平米あたり18万円換算)。

ただ火災だけじゃなくて、地震や台風、地滑りなどもある。わがやは、山に近いし川にも近い。東南海地震のリスクもある。この地震なども視野に入れると、掛け金は倍以上になる。

注意すべきは、地震による補償は、全損しても100%は出ないということだ。保険金の30〜50%しか下りない。どうしてかというと、災害規模が大きすぎて、対応できないからだという。

では、地震によって引き起こされた火災はどうか。その場合でも、地震保険の適用になって、保険金の30〜50%しか下りないという。

神戸の大震災のとき、家は潰れなくても、火災で全焼した家も多かった。けれども、火災保険ではなくて、地震保険が適用されることになった。それで、30〜50%の補償額であった。新築の家は全焼、火災保険に入っていても、30%しかでない。そうして、住宅ローンだけ残る。そのことで、裁判なども起きた。

そこの仕組みは了解。あとは掛け捨てか、積立型かだ。積立型は掛け捨ての倍以上となる。しかし、損金として経費な計上できるというメリットもある。一年ごとに掛け捨て、毎年、見直すというのもいいかもしれない。建物2,000万円、家財1,000万円で、風水害、地震も適用で、掛け金は年に4万円というところ。