過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

山里には達人が多い

山里には達人が多い。とくにお年寄りがすごい。この方、86歳。バリバリの現役。ススキを鎌で刈って束ねて背負い、山の上まで歩いて行く。生き生きしている。何を聞いても、即座に適確なこたえをくれる。みんな体験をとおして実地で体得したところから。

あんたんとこの田んぼがいもち病だって? ああ、それは栄養過多だね。それと、沢の水を引きっぱなしで低温になったからだよ。耕作放棄地だったところの田んぼは、土地の力があるから、肥料をやってはいけないよ。──そうこたえてくれた。

こうした元気なお年寄りを訪ねては取材してみたいところ。