過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

今年はアイガモ農法でお米を作る

今年はアイガモ農法でお米を作るので、浜北の中道農場を訪ねた。実践している人を訪ねて、じかにお聞きするのがいちばん。配達前のお忙しいときに、30分ばかり集中してお聞きした。以下、備忘録として▲アイガモで作っている田んぼは2町歩。地上からはキツネ、空からはカラスが襲うので、網と電気柵は欠かせない▲1反あたり15羽のアイガモを放つといい。ほとんど田んぼの雑草を食べてくれるが、ヒエだけは食べないので、人の手で抜くしかない。雑草以外に餌は必要。クズ米とクズず麦がいい。くず麦はキロ10円で売ってくれるところがある▲アイガモは成長すると稲を食べてしまうので、食肉加工することになる。自分たちでは処理できないので、兵庫まで運んで加工してもらう。1羽あたり千円かかる。

無化学肥料で栽培するには、米ぬかを田んぼにまくのがいい。1反あたり100キロくらいの米ぬかが必要▲ちかくの小学校の生徒150名と一緒に田植えをする▲大豆も蕎麦もつくっているが、大豆は味噌にすれば、付加価値が高くなる。1800キロつくる。麹は自家製▲蕎麦と大豆の脱穀がたいへんなので、いい方法があればとお聞きすると、コンバインでラク脱穀できる。1反あたりの収穫は1時間くらい。機械を貸してあげるよと言ってくださった▲ちかくにこんな大先達がおられるので、指導をいただきながら、アイガモ農法にトライしたい。今年は、ありがたいことに、浜松市の文化事業(みんなの創造プロジェクト)として採択いただいた。仲間も募集中。明日は、代かきに向けてトラクターで耕耘、東屋づくりのプランを練る。いよいよはじまる。はじまる。