過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

稲刈のスタート時から、つまづいたよ

あれれ、おかしいなぁ。どうなってるんだろう。こまったぞ。稲刈りのスタート時から、いきなりつまづいた▲お借りした稲刈り機が、稲束を排出しない。いくらトライしてもダメ。くわしい人にみてもらっても、なおらない▲ま、しかし、いつもトラブルは発生する。順調に行った例がないのが、ぼくたちのプロジェクトだ。

もち米は鎌で手刈りしたが、2反(600坪)もある田んぼは、機械を使う。ほとんどの農家はコンバインといって稲刈りと乾燥が同時にできる機械を使う。ぼくたちは、むかしながらの天日干し乾燥にしたいので、稲刈りと稲の束を自動的に結わえるバインダーでの稲刈りだ。

ところが、その機械が動かない。数メートル走らせると、止まる。稲の結束がうまくいかない。直らない。まあ、仕方がない、きょうは鎌で手刈りでいくか……▲だがしかし、なんとかならないか。ここからが勝負どころ。知り合いの農家を訪ねたり電話したり、あちこち奔走する。さいわい籾摺り作業をしていた下村さんに、機械をお借りすることができた。

稲架掛けの組み立てに予想以上に手間取り、バインダーでの稲刈りがうまくいかず。そんなこんなで、きょうは予定の半分くらいであった。あと1反以上の稲刈りが残っている▲明日は雨らしいので、明後日、ふたたび稲刈りを行う。まあ、いそぐことはない。ひとつじっくりとやっていく。