過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

3Dプリンタによる仏像の複製

ここのところ、お寺さんとのやりとりが増えた▲いま「神社・寺社カフェ」を企画しているので、浜松市内の100の神社と寺院に参加してもらうように、うごいているところ▲参加オッケーの寺は、現在14か寺。せめて50。できれば、108のお寺と神社が目標。年末から春にかけて開催の予定だ。

お寺さんと話をしていると、いろいろなアイデアが浮かぶ。その一つが、3Dプリンタによる仏像の複製だ▲お寺でいちばんたいせつなのは、本尊である仏像だ。だれでも参拝できるように本堂はあけておきたいが、しかし、仏像が盗まれたり壊されたりしたら、たいへんなことだ。とくに過疎地のお寺は、盗難被害に遭いやすい。

そこで、3Dプリンタでまったく同じように仏像を制作して安置しておく。3Dプリンターは、安くなってきたので、難しい話ではないと思う▲本堂には、複製を安置しておいて、だれでも参拝できるようにする。けれども、ホンモノは盗まれないような場所に▲ときには、ミニチュアサイズの仏像を複製して、しっかりと住職が祈祷して信徒にお渡しする▲まあしかし、信徒さんがホンモノと思って一心に祈っていたところ、それが複製だったというと、かなしいものがあるかなあとも思うけど。文化財保護という観点からのひとつのアイデア