過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

気軽に立ち寄っておしゃべりできる寺や教会が増えてきた

まちなかにでかけた時、おたずねする寺。正晨寺(しょうしんじ)。布絵作家の竹山美江さんとともに訪ねた。
本堂はいつもスッキリ。訪ねるときは、南無妙法蓮華経と心ゆくまで唱えさせてもらう。ひとつのエネルギー充電と瞑想の場みたいに使わてもらう。

副住職とパーマカルチャーなどの話も聞き、住職とは、万葉集古今集(就職は和歌が専門)、そして『法華経』と日蓮教学にいて語り合うのが楽しみだ。
久遠本仏と上行菩薩の関係、そして日蓮の実践などについて、どんなに話が飛躍しても、とうとうと語り合えるお寺は、稀有なことだ。こうして、気軽に立ち寄っておしゃべりできる寺や教会が増えてきたのは、ありがたい。

毎月25日には、住職による俳句、短歌の講座(無料)がある。作品を持参すると、即座に見事に添削してくれる。本門佛立宗というのは、日蓮宗の流れをくむお寺である。
毎月の、生徒の作品がすばらしい。ひとつひとつの和歌に、人生のドラマがある。

住職の和歌。
─見捨てられ まばらに咲ける 大根の
      花にも似たる 我が命かな─

「神社・寺・教会カフェ」にいつも参加してくれている。第一回目のときには、脳こうそくで倒れた奥様の世話をされている夫が、つらくて悲しくてたいへんで、泣き場がほしい。「そうだ、あのお寺に行ってみよう」。そして、ひとり本堂に参拝しては泣いていたという。一ヶ月間、休まずに通われたという。そういうお寺だ。
http://www.honmon-butsuryushu.or.jp/shoshinji4

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