過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

コブラ対マングース

すごいですね。マングースとキングコブラの戦い。勝負は、マングースが。はじめてコブラを見たのは、タイの中華街だった。金網の中に何十匹というコブラがうごめいていた。あれは、食材にするのかなあ。なにしろ中国人は、四足は机以外は何でも食べるというくらいだから。その後、西インドを旅していたら、キングコブラに出くわした。なんともおそろしい体験だった。

マングースは、北インドダラムサーラというダライ・ラマ亡命政権のあるところを旅していて、よく見かけた。イタチみたいなタヌキみたいな大きさで、あちこちに出没していた。その地で暮らしていた友人は、台所に忍びこまれて、荒らされると嘆いていた。

コブラの天敵はマングースでもあるが、孔雀もそうだ。孔雀は、コブラを一撃して食べてしまう。あんなに美しいゴージャスな孔雀が、コブラを食べてしまう。ということで、猛毒を美しいものに、清らかなものにしてしまう力が、なにか孔雀があるんじゃないかと、インドでは思われているみたい▲それで、災厄や苦痛を取り除く功徳があると信仰されたりもする。密教では、孔雀明王が信仰されたり、孔雀明王マントラがたいせつにされている。大孔雀明王経なんてお経もある。マングースは美しくないので、お経にも出てこないし、信仰もされない。勇敢なマングース君、ざんねん。

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