過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

渡辺和子さんの講演

20年間、遡れる日記をつけている。FileMakerにいれている。昨年は、その前はとさかのぼってよむことにしている。いろいろと忘れてしまっているけど、なかなかいい発見をしたり、工夫したりしている。そんな過去の自分に学ぶこともできる。

7年前の今日、野口英世記念館で、渡辺和子さんの講演を聞いた。渡辺さんはシスターの衣装を着ておられた。そのとき80歳とお聞きしたので、いまは87歳になられるのか。年を重ねても、とてもきれいな方で、肌も若い。やんわり、ふんわりとした柔和な波動に満ちていた。ノートルダム清心学院の理事長として、女子教育の責任者、修道院の責任者、クリスチャンとして、自己に厳しく、「克己」という毅然とした内面も感じさせられた。

ものごとを雑にやれば、雑用になる。ひとつひとつ心を込めて、祈りを込めてやれば、心をみがくことになる。そして、環境の主人となる。くじけたり、挫折したり、失敗があるから、人生は深くなるというようなお話しであった。

9歳の時、二.二六事件で、教育総監だった父が青年将校に43発の銃弾で浴びて命を落としたのを目のあたりにしている。著書「置かれた場所で咲きなさい」は100万部を越えるベストセラーとなった。