過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

昨日の裁判

昨日は裁判に出かけた。第二回の口頭弁論。時間まで傍聴席で待つ。時間がくるとドアがあいて、裁判官が現れる。全員、起立する▲裁判官は、黒の法衣を着ている。こういうのを着ていると、権威があるぞ、という雰囲気をつくる。▲で、名前を呼ばれて法廷に入る。原告席は向かって左、被告席は右。裁判官の席は、数段高いので上から、見下ろされることになる。

ぼくは、着席すると、準備書面を手渡す。書記官が裁判官と相手方の弁護士にそれを渡す。証拠書類はぜんぶで何通で、どうたらこうたらと裁判官と話している▲「準備書面を陳述しますね」と裁判官。ぼくは、そうです、とうなづく。「ではまだ、話し合いの余地があると思いますので……」と裁判官が言うと、退廷。

調停員に導かれて、調停室に行く。まず、ぼくと調停員との話。次に相手方と調停員。そして、双方が話し合うという流れだ。でも、「和解しません。時間の無駄ですから」と調停員に告げて1分で終わり。相手方は、保険会社の人も同行してきていたようだが、ぼくが和解しないということで、それで終わり▲また、法廷に戻る。「では、来月の日程ですが、10月10日の10時では」(書記官)。「はい、結構です」(私)「あ、それはちょっと。10時半では……」(相手方の弁護士)。「では、10時半で」(書記官)。ということで、終わる。開廷からほぼ10分。

次の口頭弁論までに、ぼくの今回出した準備書面に反論するかたちで、相手方から準備書面が届くことになる。それに対して、またこちらも反論の準備書面を出す。その繰り返しとなる。その間、裁判官はほとんど書面には目を通さない。書記官は読んでいるだろうけど▲いよいよ結審が近くなると、はじめて目を通す。その時、不明な点などがあれば、裁判官から双方に質問がある。それで、心証を形成する。こいつ嘘をついているな、矛盾しているな、とか。ま、今回の裁判は、事実関係の争点はないので、たんたんと終わると思うけど。