過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

玄米食のはなし

ぼくは、けっこう玄米づくしの生活をしている。親しい人から無農薬のをいただいている。▲まず主食は玄米だ。麹で玄米の甘酒をよくつくる。玄米を焙煎して、粉にして玄米コーヒーもつくる。▲主食の玄米は、8合まとめて炊いて冷凍保存している。乾燥大豆も一緒に入れて圧力鍋で炊いているが、これがなかなかおいしい。摺った胡麻を振りかけていただく。栄養バランスも申し分ないのではないかと思う。

ダイエットしたければ、いちばんいいのは玄米にすることだと思う。白米だとお茶碗2杯食べたくなるが、玄米は1杯で十分。繊維質がたくさんなので、腸の掃除にもいい。お通じにもいい。▲おかずも、脂っこいものや肉などは向かない。カロリーも減る。おかずは、たくわんとか梅干しとか、シラスとか納豆とか、昆布の佃煮とひじきとか、根菜類のようなものになる。

玄米は水に浸せば、ちゃんと芽が出て根っこも出てくる。精米したものは芽が出ない。玄米には、いのちがある、ということだよね。あたりまえのことだけど感心する。▲この山里のお年寄りたちに、玄米食の効能を話すけど、玄米なんてとんでもない、といわれる。美味しくないし、むかしの貧しかった時代と玄米食が結びついて、貧乏たらしいというイメージがあるらしい。▲まあ、どちらがおいしくて食べやすいかというと、たしかに白米だけどね。ぼくもカレーや天ぷらを食べたい時には、白米になる。