過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

スマナサーラものがたり【慈悲の瞑想】② 通し番号117

スマナサーラものがたり【慈悲の瞑想】② 通し番号117

※慈悲の瞑想の続きです。詳しいやり方は、また続きに書きます。

ざっくり書くと、自分の悩み苦しみがなくなりますように。願い事が叶えられますように。悟りの光が現れますようにと念じるのです。そして、親しい人。家族。同僚。縁のある人たち。

時に憎たらしい人。自分を憎んでいる人。さらには、餓鬼とか動物、神々。そして生きとし生けるものに慈悲の念を送ります。
以下は、スマナサーラ長老の話。
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【奇跡的に事態は変わる】
慈悲の瞑想をしっかりとつづけていけば、奇跡的に事態は変わるのです。
多くの人は、「どうせ、そんなにかんたんに変わるわけがない」と思うでしょう。しかし、これは確実に可能なのです。ためしてみてください。実際にやってみれば、わかります。

たとえば、いまお金がないとします。「この先どうしようか、どうなるのか、大丈夫だろうか」「いろいろ手を打っても、なんともならない」「しばらくご飯が食べられない」などと、苦しんでいたとします。いろいろ不安や焦りがあることでしょう。

そんなときでも、慈悲の瞑想をしっかりと実践してみてください。
ベースを慈しみの心に入れ替えてみてください。
慈しみの心を育てていけば、そういう問題はすべて消えてしまうのです。
慈しみにまかせるのです。慈しみこそ、最強のパワーなのです。いつしか、ちゃんと自分の人生が生かされている状態になります。

【欲心ではじめても、慈悲だということが心底からわかってくると、すべてうまくいく】
最初から慈悲の心ではできないと思います。
欲の心で慈悲の瞑想をしたとします。それでもいいのです。
欲心ではじめたとしても、この世は慈悲だということが心底からわかってくると、すべてうまくいくのです。

こういうと、なにか信仰のような神秘的なように思われるかもしれません。しかし、これは心の法則です。科学なんです。神秘的な世界はひとかけらもないんです。

慈悲の瞑想で世界の問題は解決します。
人間関係やいろんなことで起こるすべての問題は解決します。すべてよい方向へ行くのです。
物事は自分にとっていいように回転していきます。どうか実践して、みずから試してみてください。