過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ヴィパッサナー瞑想⑭ 立っている 通し番号108

※立ちあがれば、立っていることになる。
この立っているということも、難しい。
ピタッとは止まらない。ぐらぐらする。思考も働く。


バランスよく立とうとすると、また細かい動きが出てくる。
足の裏に意識を向ける。足そのものに意識を向ける。丹田に意識を向ける。
それだけでも深い瞑想になる。


以下は、スマナサーラ長老の指導。
  ▽
立ったら、次のステップに進みます。


立つのか早い人は、みんなより先に立っていて、どうだ私は先に立ったよと、自慢するかもしれませんけど、立つこと自体が瞑想なんです。


これから、立っているという瞑想に入ります。
立ってから、足を揃えます。
足を揃えて、立っています、立っています、立っています。
実況中継を受け続けて下さい。
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次は、左足を広げる、広げる、右足を広げる、広げる。また左足を広げる、広げる、右足を広げる、広げる。
その実況中継を続けるんです。
実況中継を続けながら、やることは、左足を、1ミリずつ広げるんです。
右足を、1ミリずつ広げるんです。
それで、だいたい肩幅程度に広がったら、そこで終わり。
これぐらいで十分というところで、身体が安定する所でストップして下さい。
はい、スタート。
  ▽
次の実況中継は、均等になる、均等になるという実況中継です。
これを実況中継しながら、身体の左半分、右半分を、何か感じてみて下さい。


身体を揺らしてはいけません。左半分を感じて、右半分を感じる。
そうすると、身体はじわじわと、均等になっていくんです。
実況中継は、均等になる、均等になる、均等になる。
はい、スタート。


均等になる、均等になる、均等になる。左半分を感じて、右半分を感じる。身体は勝手に均等になるんです。しっかり均等になったら、身体は揺れない状態になります。