過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

こんなに簡単に料理ができる七輪はえらいな

「おとうちゃん、サバを焼こう」
──いいよ。
土間で七輪を出して焼き始める。
魚焼きの網が見つからないので、100均の天ぷらガードで焼いた。

消し炭があるので、七輪にかんたんに火がつく。あかりが、火吹き竹で火を熾す。団扇でパタパタ。

数分で、じゅわーっとやけてくる。煙がすごいな。
七輪の上のサバに醤油を垂らして、そのままつついて食べる。
「焼き立て」といのが、じつにおいしいのだ。
  ▽
「おとうちゃん、どうしてこんなにおいしいの」
──うん。それはね、この脂があるのが美味しい。脂があるので、こんなに煙が出るんだ。

イワシやアジ、サバとかサンマっていう青魚は、脂がたくさん含まれているよ。その脂が美味しいんだ。

あとサバには、栄養が有るぞ。不飽和脂肪酸ってのがたくさんあって、脳や神経のはたらきにもいい。血液をサラサラにする。ビタミンB2たんぱく質、脂質などもある。安くて美味しくて、かんたんにに作れて、栄養価が高い。サバはえらいな。
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これからは、イワシが出てくる。一尾130円くらいかな。
これに大根おろしがあれば最高だ。
あとは、厚揚げとかシイタケをやれば、もう十分な食事である。
こんなに簡単に料理ができる七輪はえらいな。