過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

解体の相談を受けた

3年前に解体を引き受けて、その親方をしたことがあるが、またやるかもしれない。
そのときは、いろいろやったよ。
解体の祝詞を作って読み上げ、先祖の仏壇を出してきてお経を唱え、施主を伴って菩提寺にも挨拶した。

いよいよ柱を倒すという寸前、山口さんに「人生五十年」と敦盛を舞ってもらったものだ。
解体が終わったら、施主と地主と隣家と工事関係者で食事会もした。
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昨日、解体の相談を受けた。
ひとり暮らしの親がなくなって、実家は二年の空き家。
屋根もくずれはじめてきたので、改修したい。しかし大変な費用がかかる。いっぽう解体するにしても200万円くらいはかかりそう。

いちばんいいのは、解体して、古材(150年前の柱とか梁とか床材)が活用できたらいい。解体して残った廃材でまた、サロン的な場が作れたらいい。
子どもたちが柔道をする。お母さんたちは、サロン的に交流できる場。

そうすると、解体費用は高くなるなぁ。重機で一気に壊すからの見積もりで、古材を残そうとすると手バラしだ。危険だし、そうとう高くなる。
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まあ、見栄えは良くないし、けっして耐震的に安全とは言えないけれど、単管パイプを活用して、補強して柔道場とおしゃべりサロンのようなかたちも可能かもしれない。

ともあれ、現地視察からだ。