過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

熱い風呂、冷水に入る、熱い風呂、冷水。これを繰り返すと、体調が良くなる。

年末から、書類の整理。
ごっそりとダンボールに一杯。それが毎日。これを続けている。
どうでもいいチラシ、古い領収書、手紙、申請書や報告書。大きな段ボールにぽいぽいと捨てていく。

これは、じつは第一次段階。気楽に捨てられるためのバッファーとしてのゴミ箱。
「ああ、これどうしようかなあ」という迷いが起きないためのもの。
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で、二次段階にはいる。外風呂の前で、燃やしていく。
これにはあかりも参加する。

その時、一枚一枚、再確認。

燃やすとき「あっ、これは大切な書類だった」「あっ、これは、デザインがいいから取っておこう」

そんなふうにしてまた仕分けられる。なので、第一次段階で気楽に捨てられるわけだ。
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この段階はちゃんと燃やしてしまうので、灰となる。もう二度とこの世に戻らない。ほんとに完了。おしまい。
まあ、お焚き上げ。

いってみればホーマ(護摩、火の儀式)みたいなもので、なかなか落ち着くのだ。火の遠赤効果で身体も温まる。そして、風呂も沸く。

風呂でまた身体を温める。
風呂の横にはドラム缶に冷水をためている。冷水で熱くなりすぎた風呂の湯を調節する。
風呂で芯から温まったときに、いきなり冷水にザブンと入る。すると、心身がまことにスキッとする。
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あかりも昨日、はじめて体験してみて、体と頭がスキッとすることを、たしかに実感した。
熱い風呂、冷水に入る、熱い風呂、冷水。これを繰り返すと、体調が良くなる。
その理由の説明はしたけれど、「たしかに実感する」ことがたいせつ。

まあ、山里ならではの体験。
これから、朝風呂のためにまた書類を燃やしに行く。