過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

土間の薪ストーブに火をつけて暖を取りながらの語りあい

ずっと火遊びしてた。子どもは火遊び大好きだなあ。
火を見ていると飽きない。はい。火事にはくれぐれも気をつけます。

年末から書類の整理を初めて、不要な書類がわんさかと出てくる。
それを大きな段ボールに入れて、山盛りいっぱいが5つくらい。
それを外風呂を沸かすときに燃やす。
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最終のチェックが入れられての焼却だ。
一つ一つ確認しながら、あかりと一緒にお焚き上げ。

「うわあ、おとうちゃん、こんなの出てきたよ。これなあに」
──これは『般若心経』というお経だよ。お坊さんたちがよく読む。すべては、変化する。変化するってことがこの世のあり方だ。その変化するありようから、また現実が現れてくる。そんなところかなあ。

「このチラシはいいデザインだね。もっとこうしたらよくなりそう」
──あれ、亡くなった友人の手紙が出てきたよ。これは大切だからとっておこう」。

こうしてどんどんとお焚き上げは進む。
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そうするうちに風呂が沸く。あかりと入る。一日4回くらい入ることもある。
風呂の上に板を置くと机になる。そこは、読書の場になる。かなり集中して読める。

遠赤外線効果で芯から温まる。
温まりすぎると、隣に汲んであるドラム缶の冷水にザブンと入る。
そしてまた、風呂に戻る。
  ▽
お客さんが来たときも、ここの土間の薪ストーブに火をつけて暖を取りながらの語りあいとなる。すごい応接間だよ。
昨日は、秋葉神社参拝の帰りに寄ってくれた方が、あかりたちにお菓子をくださった。

数日前は、移住希望者が奈良の天河神社にいくついでに寄ってくれた。即興で音響をセットして、ここでコンサートをしてくれた。

過疎の山里に移住して13年、残念なのは温泉がないことだけど、この場を温泉代わりにできるってことで、まあそこは満足している。