過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

あかりはね、将来は絵本作家とパン屋さんになりたいの。それと学歴なんか関係ない資格をいっぱいとるんだ。

毎日、一緒に外風呂(薪で焚く)に一日3〜4回入っている。
でかけるときは、だいたい一緒。図書館に、友人の家に、ときに入管のような役所まで(ベトナムのお坊さんのビザ取得のため)。
夜も一緒に寝ている。寝る前に並んでそれぞれの本を読む。
昨日は、マルカワの蔵で、爪楊枝で作った見事なお城の展示を見た。田中さんちに「和紙づくりの工程体験会」に行ってきた。楮(こうぞ)を蒸して皮を剥いて表皮をゴシゴシと削る。楽しそうだった。おとなたちの話で盛り上がるときは、読書とお絵描き。一日二冊読んでた。今日も和紙づくりに行きたいと言う。
往復2時間くらいなので、たくさんおしゃべりする。
「あかりはね、将来は絵本作家とパン屋さんになりたいの。それと学歴なんか関係ない資格をいっぱいとるんだ。自動車免許、保育士、宅建取引士、調理師いろいろ。」
──ううむ。たのもしい。それには、漢字が読めないとね。いつも言うけど「辞書」と「読書」だよ。一日一冊。年間目標500冊。読書日記もつけるんだよ。
「うんわかってる」
──それと、きょうみたいな誰でもできない珍しい体験をいっぱいしておくことがいいね。
和紙づくりとかドラム缶風呂を沸かすとか、焚き火とか、キックボクシングとか。明日は、太極拳だよ。飽きたら、体育館を走り回っていればいい。
そんな会話をして家についたのは21時半だった。途中、12月1日にオープンしたマックスバリュの店内を観察してきた。