過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

流木を薪にする

この頃は、外風呂で湯治だ。薪で焚く。ガスで温めた湯とはちがい、薪で焚いたものは芯から温まる。湯冷めしない。そして、火を焚くとき、炎をみているだけで安らぐ。しあわせ時間となる。

手間がかかるのは、薪づくり。木を切って玉切りして、乾燥させて斧で割る。体力仕事だ。

ちかくの気田川の河原には、こないだの台風で、たくさんの流木が流れてきている。ケヤキクスノキ、カシなどの広葉樹もある。これを薪にするのがいちばんラクだ。火の保ちがとてもいい。

かつて薪が燃料の時代には、みんなが競って流木を集めたという。いまでは、拾う人などだれもいない。

そこで、流木を薪にしようと、軽トラにリヤカーを積んで、拾いにいってきた。あっという間に、軽トラが一杯になった。なかには磨けば芸術作品になりそうなものもある。