過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

楽しい火遊びだ

明日、木曽のほうに引っ越すというので、幸太郎くんが遊びに来てた。
もう春野での遊びはこれが最後になるので、夜の9時すぎまで遊んでいた。
外でなので、寒い。ガンガンと炉で火を焚いた。
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子どもは火遊びが大好き。ろいろな木を運んできて炉でくべた。ちゃんとみていないと、危ないんだけどね。
炎の動くさまが幻想的、遠赤外線の暖かさがじわっと伝わって、寒さなんか関係ない。
そのうち炭拾いをしたり、炭をガンガンと叩き割ったり、マグマごっこをしたり。二人の遊びはつきない。
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炉の煙突からロケットのように炎が出るほどの勢いだ。煙突の真上にはに月が冴え渡っていた。
東の空を見れば、あれは、オリオン座。あれは、アルデバラン‥‥と、冬の星座はおもしろい。
あかりも、星座と神話に興味をもったようで、そこから深めていけばいい。
占星術なんて面白いし、時間と空間、光の速度のこともいい、なにより宇宙そのものを探求するなんて、無限に楽しい。
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ぼくが小学生の頃、担任の加藤先生がよく言っていた。
「いつも夜空を眺めるといいよ。つらいことや悲しいことがあっても、夜空を眺めて宇宙のことを考えていれば、そんなことは忘れてしまうよ」