過疎の山里・春野町で暮らす

山里暮らしの日々を綴る/いちりん堂/NPO 法人 楽舎

ホンモノはひっそりしている。

人を治せる霊的な治療者ってのは、たくさんいる。

Nさんに出会ったのは南インドケララ州の海岸で出会った。アシュラム(マータ・アムリーター・ナンダマイー)の近くだ。それから、サイババのアシュラムでも出会った。それ以来のお付き合い。
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初診のとき、ぱっとみてその人の悪い箇所、その人のテーマみたいなものがわかる。

気の流れがどうなっているのか、どこの脛骨や腰椎の何番がどうなっている。骨盤がズレている。それが筋肉とどういう関係があって、どういう痛みが出てくるか、どこの臓器が弱っているのか、など詳しくわかる。

手で触って治してくれるが、触らなくても気で調整してくれる。おそらく遠隔治療も可能だろう。
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それらの調整はしてくれる。安易に治してはくれない。

緊急ときは、治してしてくれる。元気をもらえる。かつて、ほとんど目から頭まで帯状疱疹で痛くて仕方ないときは、治してくれた上にエネルギーをもらえた。

お金を払って、寝転んで、「はい、お願いします」。そういう人は、診てくれない。
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病気やケガには、患者自身がかかえている人生テーマというものがある。その人が解決すべき課題として、その挑戦として現れている。なので、安易に直すのは、その人の人生課題を奪うことになる。そういう考え方だと思う。

ただ、抱えている人生課題、生き方のポイント、注意点をそれとなく示してくれる。

本人が自分の課題としてととらえ、直面していこうというとき、サポートしてくれる。
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神秘的なことは言わない。言えるけれど言わない。一緒に遊んで冗談を言って笑いあう。

費用は、一回5〜6千円。30分くらい。

家はたいへんに清潔、きちんとしている。無駄なものがない。石ころや木工品、工芸品など見事な作品を作る。手製のオルゴールとか万華鏡とか、紙芝居とか、これほどまでにというほどに、なんでも美しく微細につくる。

そして、ピアノや尺八や中国の弦などを弾く。書もあらわす。
そういうヒーラーがいる。
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広報は一切していない。口コミのみ。
「治してください」という安易な人は受けない。
収益は、寄付してしまう。

子どもたちといつも楽しい遊びを企画している。一緒に遊んでいると、元気になってしまう。

まあ、世の中にはそういう人がいるのだ。
ホンモノはひっそりしている。

また、ひさしぶりに遊びに行って少し調整してもらおうと思っている。その人の場にいるだけ出て、たくさんの学びがある。